女優平祐奈(24)が、女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系7月20日開始の連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時、初回15分拡大)に、中川大輔(25)永瀬莉子(20)円井わん(25)時任勇気(31)らとともに出演することが18日、分かった。体調不良により降板した鈴木京香(55)に代わり、若村を代役主演に抜てき。撮影の遅れを心配されていたが、7月20日からスタートすることになった。

今作は、平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”になりすましながら二重生活を強いられる“なりすましコメディー”で、完全オリジナルとなる。主演の若村が普段はパートとして働く主婦と大物女優という正反対な一人二役を演じる。

平が演じる育田詩乃(いくた・ふみの)は、主人公・妙子のパート先でもあるラビットマートで働く新米パート。手際が悪く、妙子が丁寧に指導をしてもメモすら取らず、もはや仕事を覚える気もない。しかし育田は誰にも言えない秘密を抱えている。

平は「私も『この素晴らしき世界』に飛び込めるの!?と、うれしい!楽しみ!と同時に実感が湧き、ドキドキもして、そんな感情をくれる作品に携われることをとても光栄に思いました! キャストの皆さんを思い浮かべて読むとイメージが膨らみ、毎話、面白すぎてあっという間に台本を読み終えていて、すぐに私は『この素晴らしき世界』のとりこになっていました」とコメントした。

役柄については「育田はものすごく謎めいていますが、それこそが育田の人間らしさで、育田自身の性格の幅を広げることにとても興味が湧きました。“このドラマは面白くなること間違いなーし!”と海に叫びたくなるくらい笑いの絶えない現場なので、この空気感が画面の中でも表れていると思います!妙子さんが演じる若菜絹代さんとはまだ遭遇していないので、私も一視聴者として放送を今から楽しみにしています。一緒にテレビで『この素晴らしき世界』に飛び込みましょう!!」と意気込んだ。

中川は現在放送中のカンテレ制作フジテレビ系「合理的にあり得ない」(月曜午後10時)に続き、2クール連続で同局系連ドラに出演する。長川が演じるのは浜岡あきら(はまおか・あきら)。妙子と陽一(マキタスポーツ)の1人息子で、社会人1年目ながら会社には出社せず公園などで時間をつぶす日々を送る。妙子には冷たく接するが、母親の見た目や雰囲気の変化には敏感に反応する一面もある。

モデルとしても活動する永瀬は蒼井蛍(あおい・ほたる)役に決定。蛍は数社の代表取締役を務める学生起業家で、抜群のプログラミングスキルを持つ天才IT少女。ひょんなことからあきらと出会い仲良くなる。あきらを仕事仲間に誘おうとする。

円井が演じる室井セシル(むろい・せしる)は、若菜の付き人。若菜について3年になるが、虐げられ続けていたため妙子には若菜の印象を「悪魔ですね」と言い切るほど苦手。しかし、付き人としては優秀な人物で、妙子のために若菜のプロフィル情報をまとめるなど“なりすまし生活”をフォローしている。

時任勇気は西條隼人(さいじょう・はやと)役を務める。西條は芸能プロダクション・曼珠沙華の社員で若菜のチーフマネジャー。若菜に顔がそっくりな妙子を見つけ出し、なりすまし生活を依頼。セシルと共に妙子の女優活動を精力的にサポートしている。