フリーアナウンサー古舘伊知郎(68)が、9月1~3日に東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAで「古舘伊知郎トーキングブルース『現代の信仰』」を開催する。このほど都内で意気込みを語った。昨年12月の一夜限りから、今回は3日連続。テーマは「現代の信仰」だ。

冒頭、古舘はトーキングブルースから離れて、広末涼子(42)の不倫問題の話題に言及した。「すみませんけど、俺は法律を作ってああいう不倫問題とかをすっぱ抜く雑誌は、刑法上犯罪にした方がいいと思います。後追いで乗っかるメディアも一緒、同罪で。自分自身にも返ってくる話だっていうのは、百も承知してますけどね。家族とか子供がかわいそうとか、両者の連れ合いに謝るべきとかは当たり前のことで、傷つけ合うのは家族間であって、その中の問題でしょ。それを、いちいち犯罪スレスレで潜り込んで写真撮って、ホテルに潜り込んで張り込んですっぱ抜くっていうのはね。家族だって、バレてないからいいわけで、バレるから問題になって傷つけ合うわけでしょ。スポーツ紙も『キャンドル不倫』とか書いてる。広末に何を求めてるんですかね」とまくしたてた。

広末について「もう公私、虚実の間がなく、不倫の役とかね。映画『あちらにいる鬼』で瀬戸内寂聴さんの愛人だった、作家井上光晴の奥さん役やって好演してましたよ。やっぱり、ああいうことやってる人は、やりますよね。決して地方公務員で役場の水道課の真面目な方とは不倫しないんですよね。やっぱり1つ星だかなんだかのね。代々木上原の100年続くレストランとかわけわかんない調子に乗ってドキュメンタリー撮るような、セレブスポット行きますよ。そういう広末涼子、いくつになっても広末だから、魅力的だから、男もついていきますよ、当たり前にね。不倫するべくして不倫してるカップルじゃないですか。旦那もキャンドルアーティストとか怪しいし、もうみんな勝手にやってればいいものなんです。事務所も無期限謹慎って、無期限なわけないだろうって。どうせ、また出てくる機会を見ているんだから、謹慎でいいじゃないですか。無期限謹慎の本人もごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいって言うじゃないですか。週刊文春なら『文春砲にやられちゃいましたよ』と言えばいいじゃないですか。で、向こうに謝んなきゃ、ごめんなさいって。そっちに向かえばいいんで、みんなに謝ることないと思うんですよね。みんな、もう消費して楽しんで終わるだけなんだから」と話した。

人間の恋愛について「基本的にゴリラと同じなんですよ。人間は“乱婚”なんですよ。これも生物学に分かってきた。ゴリラってのは完全に乱婚なんですね。人間もほぼ同じですよ。人間は一夫一婦制とか、金持ってるやつは一夫多妻とか。婚姻制度もいろいろ分からなくなってきましたよね。時代の潮目として婚姻制度も揺らいでる中で、何が不倫だと。楽しむ当事者の好きにしてあげろと。するもんはするんだから、と思っちゃうんですよね。そのレストランのシェフが、もう本当にごめんなさいの後に『これからはゼロから料理に励む』って。そんな素人に作ってもらいたくない(笑い)。ゼロからって素人の料理いらねーよって。以上です」と話した。

その他に1時間以上にわたりジャニーズ、市川猿之助の問題について語った後、トーキングブルースについて話し出した。

「ほんと、中身言いたくないんだよ。絶対本番の方が面白いと思うんですよ。『現代の信仰』でやろうと思って、今回は『推し活』をやってみたんですよ。僕は、推すっていうところに現代の信仰がにじんでいて、信仰から宗教、大きな歴史的な宗教とか新興宗教とかにいろいろ分かれると思うんですね。だから“推す”っていうのは、ある種そういうところでつながってると思ったんで、無理やり興味がない人に興味を持って好きになるように自己催眠をかけて、何カ月か推し活やりました。アニメとかジャンルじゃなくて、架空じゃなく人、女の子です。そこで学んだことは、本番で発表しますが、やっぱり宗教だなと思いました。人はなぜ推すのか、人はなぜ宗教に走るのかっていうことは同じ答えだなと思いました。自分の中の信じることの喜びや、推すことの喜びや、それから何か信じることで思考停止してみんなでこの人を祭り上げようとする気持ちが、カリスマやいわゆる教祖を押し頂いて思考停止してね。やっぱり1人じゃなかなか宗教団体はつらくて、なぜ必ず勧誘するかということも含めてね。横のつながりの中で、信じることの喜びにあふれるっていうのはね、宗教だと言っていいんじゃないですかね」と話した。

そして「『現代の信仰』というのは、思い込みなんですよ。例えば、僕は浅丘ルリ子さんから、スワロフスキーの数珠をもらったんですよ。中学校の先輩なんですけど、朝に電話がかかってきて『何やってるんですか、ルリ子さん』って言ったら、びっくりしましたよ。朝の8時じゃない。『1人エッチ』って言ったんですよ。夢ありますね、いやルリ子さん、何を言うんですか、朝っぱらから。いや夜ならいいかどうかは別として、余裕なくして『1人エッチはないでしょ』って。『いや、1人エッチやった』って。そうしたら、ストレッチだったんですよ(笑い)。思い込みなんですよ、思い込み。月を見て美しいと思うあなたの心が美しいのであって、自分がよこしまな心で満月の美しい青白い光を見てもきれいに見えないじゃないですか。心持ちを反映するのがこの認識世界だから、私のいやらしさであって、ルリ子さんがいやらしいんじゃないわ。それで思い知ったわけですよ」と振り返った。

◆古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)1954年(昭29)12月7日、東京都生まれ。立大卒業後の77年にテレビ朝日入社。同8月からプロレス中継を担当。84年6月退社、フリーとなり「古舘プロジェクト」設立。85~90年フジテレビ系「夜のヒットスタジオDELUXE、SUPER」司会。89~94年フジテレビ系「F1グランプリ実況中継」。94~96年NHK「紅白歌合戦」司会。94~05年日本テレビ系「おしゃれカンケイ」司会。04~16年「報道ステーション」キャスター。19年4月に母校の立教大客員教授就任。血液型AB。