伊藤沙莉が主演するテレビ朝日系ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(火曜午後9時)の第3話が18日に放送され、平均世帯視聴率が9・2%(関東地区、速報値)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・4%だった。

前回の世帯は8・7%、個人は5・2%だった。

家の明け渡しや貴金属の差し押さえなど、裁判所で出された結論が実現されない場合、それを強制的に執行する「執行官」を題材にした物語。伊藤は、織田裕二ふんする執行官の小原樹に「犬に好かれる能力」を買われ、執行補助者となる吉野ひかりを演じる。伊藤のゴールデン帯連ドラ初主演作となる。

◆第3話のあらすじ

とうとう小原と栗橋祐介(中島健人)が、由比千尋(ファーストサマーウイカ)の保護犬カフェまでやってきたため、「まさかこの店も執行対象に!?」と焦るひかりだったが、2人の要件は「もう1度、執行補助者として助けてほしい」というものだった。

「犬を相手にするここ(保護犬カフェ)の仕事より、人を相手にする執行補助者のほうがやりがいがあるのでは」という小原の無神経な言葉にムッとしつつも、犬がいるとわかっていてわざわざカフェまで来てくれたことが気になったひかりは、後日仕事終わりに東京地方裁判所南目黒支部の執行官室を訪問する。すると外出先から戻った小原から、さっそく執行対象であるパチンコ店に「屈強なブルドッグ」がいるといううわさがある、と言われ、そのまま現場へと連行されてしまう。そこではなんと、売上金そのものを差し押さえるという作戦を決行。執行官という仕事の厳しさを目の当たりにするひかりだった。

そんな中、小原とひかりが向かった次の案件は、公団住宅の賃料不払いによる明け渡しと動産執行。住人の矢上遼一(高橋光臣)は判決が出てから2カ月たっても部屋を出ていく気配がなく、遼一のいとこの理那(横田美紀)の立ち会いのもと、部屋へと進入しようとする。

しかし、どうしても玄関のドアが開かないという事態が発生。ひかりの幼少期の経験から、隣のベランダを伝って進入するという作戦を決行する。地上4階という超高所を、ベランダの手すりだけで渡っていくという超危険なミッションを、ひかりと小原は成功させられるのか。