藤竜也(81)が20日、大阪市内で主演映画「高野豆腐店の春」(三原光尋監督、8月18日公開)の取材会に出席した。

広島・尾道の昔ながらの小さな豆腐店を営む主人公・高野辰雄と娘の春(麻生久美子)の心温まる愛情を描く物語。

「お父ちゃんの作るお豆腐は、柔らかくて、甘くて、苦くて、お父ちゃんそのものの味」という春の印象的なセリフがある。藤は「辰雄っていう男は、娘がどう思っているか聞きたいけど、聞けない。あのときは(劇中には)映っていないけど、ボロボロ泣きました」と打ち明けた。

豆腐店で長年、豆腐作りをするベテランの店主から学んだことは多い。「腰の位置から、どこに手を置くか。必死でした。気持ちとしてはオヤジの肝をつかんで、食っちゃいたい気持ちだった」と役作りに没頭したことを明かした。

三原監督は「お豆腐は水と大豆とにがりで勝負している。シンプルな豆腐みたいな映画を作りたかった」と話した。