女優田中麗奈(43)が2日、都内のNHKで行われた「軍港の子 よこすかクリーニング 1946」(10日午後10時、総合)の記者試写会に登場した。舞台は戦後の横須賀で、田中は主人公の母、小川良枝役を熱演。主人公の小川今日一を演じた小林優仁(12)から印象に残った場面として空襲のシーンを挙げられた。小林から「セットも煙が出たり、火が出たり。(田中が)トム・クルーズっぽく守ってくれた」と絶賛された。それを受け、田中は「トム・クルーズです(笑い)」と反応しつつも「(小林は)現場でスタッフさんに心を開いていて。その場で感じたことをセリフの合間に挟んでくる。そういった柔軟性、フットワーク、積極性は驚きました」と“息子”を絶賛した。
田中は最後に「子供たちのすごみも感じた。戦争の悲しさであったり。心も飢えている、欠落した思いをさせてしまった。戦争で家族で話すことがなくなってきたり、少し楽しい方向に動いているとは思うけど、心をスッと温度を下げて戦争について話してみたり、子供たちに伝えられることも少なくなってきている。本当に参加してよかったと思った」と締めくくった。
同イベントには高橋來(14)村山輝星(13)原田琥之佑(13)も登壇。
▼あらすじ 舞台は戦後の神奈川県横須賀。米軍が駐留しアメリカの意向に振り回される大人たちは、保護すべき子供にかまう余裕はない。自分たちの力だけで生き抜くしかない戦争孤児たちは、米兵の靴磨きやたばこ拾い、時に犯罪に手を染めていた。が、あるきっかけで「クリーニング」の仕事に出会う。犯罪ではなく汗を流して働き、人に感謝されてお金を稼ぐ。自分たちが“生きていてもよい”と思える経験によって、孤児たちは笑顔を取り戻し始める。自分たちの稼ぎで「家を借りて暮らす」というささやかな夢を抱くようになった子供たちだったが、さらに過酷な現実に襲われることになる。



