うらじぬの(34)が5日、東京・渋谷のシネクイントで行われた主演映画「炎上する君」公開記念舞台あいさつで、ふくだももこ監督(32)が、撮影序盤から大号泣で撮影したと明かし、気持ちが入ったと感謝した。
うらじは「監督が現場で泣いて。OKと言ったので、2人で見たら…初日から泣いてましたね」と言い、共演のファーストサマーウイカ(33)に視線を送った。ウイカは「(初日では)泣かないな。ラストで感極まるのは分かる。結構、序盤で…」と笑った。ふくだ監督は「初日で、演出で何ができるかと思って…芝居を食らって私も大号泣。編集中も、ずっと泣いてた」と照れ笑いを浮かべた。
一方で、ウイカは「役として存在を言われたので、疑いなく、その場にいられた」と現場で、ふくだ監督から寄せられた絶対的な信頼に感謝した。続いて、うらじも「信じてもらっていることが伝わってきた」感謝すると、ウイカは「後半はドキュメンタリーくらいの撮り方だった」と振り返った。
「炎上する君」は作家・西加奈子氏の10年の同名短編小説を映画化した。梨田(うらじぬの)と浜中(ファーストサマーウイカ)は唯一無二の親友で、銭湯「なみのゆ」で湯につかりながら「医学部での女性受験者の一律減点」など炎上が相次ぐ女性への抑圧に日々憤っていた。ある日、浜中とお笑いライブに出かけた梨田は、場内が爆笑に包まれる中、容姿や恋愛経験をやゆされるお笑い芸人の傷ついた表情を見て「なぜ彼は恋人がいないことがそんなにダメなことなのだろうか。なぜ私は体中の毛をなくさなければならないのだろう」と感じ、その日を境に2人は脇毛をたくわえ、ダンスすることで自分たちを解放するようになる。ある日、浜中が高円寺周辺ばかりに出没する「炎上する男」のうわさを聞きつけ、真実味を帯びてきた中、ぼうぼうと足が燃える男を1度でも目にしたいと好奇心を頼りに探し回る物語。
今回の企画は、うらじが所属する大手芸能事務所レプロエンタテインメントが主催し、観客の心を揺さぶる・感動する企画を全国から募集し、同社出資のもと製作する映画コンペティション企画&映画製作者発掘プロジェクト「感動シネマアワード」の作品。同社所属の新進気鋭の6俳優から1人を主演に選び、企画概要と脚本を応募する部門で、6つのグランプリ作品が選ばれたうちの1つで、ぬのじを主演に製作された作品。うらじは「レプロは(所属タレントが)モデルの方が多くて、6人中5人がスッとしていて、私が1人、親しみやすい(顔、キャラクター)。こういうタイプの役者を主演に据えるのは、なかなかチャレンジ。挑戦させてくれるのが、うれしい」と事務所にも感謝した。
舞台あいさつの冒頭で、ゆっきゅん(28)が、梨田と浜中が脇毛を見せながら踊り狂う劇中歌「DIVA ME」を生歌唱し、2人を演じたうらじとウイカがダンスするサプライズがあり、客席は沸いた。



