俳優本島純政(18)が主演を務める“令和仮面ライダー第5作”となるテレビ朝日系「仮面ライダーガッチャード」(9月3日スタート、日曜午前9時)の制作発表会見がこのほど、都内で行われた。

物語の舞台は、人工的に“生物”を生み出すことが人知れずに成功した現代。バッタやSLなど、この世に存在する万物を模して造られた「人工生命体ケミー」が保管されたカード「ライドケミーカード」をめぐってバトルが繰り広げられる。カードを多彩に操る錬金術師の仮面ライダーが誕生する。

本島は「とっても明るくて素直で真面目で、でもどこか抜けている青年です。夢を追っている時に事件に巻き込まれて仮面ライダーになって街の人を救う話で本当に面白いです」と役どころについて語った。勉強はできないが運動は得意な、ごく普通の高校2年生を演じる。

今春に高校を卒業し、4カ月前に現在の事務所アミューズに所属したばかり。今作のオーディションに合格したことをマネジャーに伝えてもらった時について「跳び上がって『よっしゃー』って叫んだのを覚えています」と明かした。不安や責任感も同時に抱いたというが「楽しい気持ちと真剣な気持ちを忘れることなく1年間頑張っていきたいです」と意気込んだ。

映画好きの父親の影響で、幼少期から海外のアクション映画を見ることが多かったという。「中学、高校ぐらいからいろんなジャンルを見るようになって」と観賞するジャンルの幅が広がり、同時に「自分も演じる側になって人を喜ばせたいなと思いました」と俳優を目指すようになったという。

趣味はギター演奏で、小学3年生から始めたといい、高校では軽音学部に所属。アミューズで「俳優」「ギター」といえば、福山雅治だ。「同じ事務所の先輩なのでいつかお会いして『尊敬しています』と言って握手したいです。福山さんみたいになれれば最高です」と目標にする先輩の1人に挙げた。

会見途中には、変身ポーズを生披露する場面もあった。初めての撮影前日は緊張で眠れなく、自宅の全身鏡で何度も練習。「なので撮影当日は120点のポーズが出来ました」と振り返ると、MCから突如「ではここで披露して下さい」と振られた。まさかのむちゃ振りに最初は驚いた様子だったが、覚悟を決めて生披露。今回の出来栄えを聞かれると「150点です」と胸を張った。

若手俳優の登竜門ともいわれる仮面ライダーシリーズの主演として「キャストの皆さん、スタッフの皆さんと毎日全力で撮影しています。その熱量はきっと伝わると思います。1年間よろしくお願いいたします」と真剣な表情で意気込みを語った。

会見には南野陽子(56)松本麗世(15)藤林泰也(24)安倍乙(23)富園力也(24)熊木陸斗(33)らも出席した。