吉本新喜劇の桑原和男(くわばら・かずお)さん(本名・九原一三=くはら・かずみ)が10日、老衰のため神戸市内の病院で亡くなった。所属の吉本興業が発表した。87歳だった。通夜は11日、葬儀告別式は12日に近親者で執り行う予定。葬儀告別式の場所、喪主などは非公表。

桑原さんは00年7月に急性心筋梗塞で手術し入院、静養を経て同年12月に舞台復帰。その後は体調に配慮しながら活動し「60周年だよ!よしもと新喜劇」に出演したが、20年10月の「よしもと大笑い祭り寄席」が最後の舞台となった。最近では昨年11月になんばグランド花月に来場し、車いすで新喜劇を観覧した。

新喜劇では小柄でやさしい顔立ちから、母親役やおばあさん役といった女形「桑原和子」を務め、“和子ばあちゃん”として新喜劇ファンだけでなく、関西ではなじみのキャラクターになった。

代表的なギャグは、「ごめんください!(どなたですか?…)(お入りください)ありがとう」や、垂れ乳を取り出し自分でもみだす一人芝居のほか、ツィゴイネルワイゼンのBGMに合わせて「神様、神様~!」と一人しゃべりを始めるなど多数あった。