「GANTZ」で知られる漫画家の奥浩哉氏が、11日より公開した映画「バービー」への感想に批判が殺到し、「女性を尊敬してる僕がミソジニー(女性嫌悪)ならそれでいいよ」とコメントした。

奥氏は11日、同映画の感想を「X(旧ツイッター)」に投稿した。「最初の方はお洒落だし可愛いし笑いながら観てたけど後半になるにつれてだんだん冷めていった。なんか強烈なフェミニズム映画だった」とつづり、「男性を必要としない自立した女性のための映画。こんなの大ヒットするアメリカ大丈夫なの?」と映画に対する違和感を投げかけた。フェミニズムの第一人者の名前を挙げて、「きっと田嶋陽子先生は大拍手するだろう」としている。

当該ツイートに対して、「『自立した女性のための映画』の何が問題なのか」「それがヒットしたらなぜ大丈夫じゃないのか」と指摘する声が殺到した。そういった批判を受けて、奥氏は「女性総理大臣も女性天皇も全然OKだし、もっと社会での女性の地位向上にも賛成だし、女性を尊敬してる僕がミソジニーならそれでいいよ」と呆れたようにコメント。「人間だって生き物なんだから男と女は惹かれあって協力して支え合って生きていきたいよ。なんで分断したがるのか…」と自身の考えを示した。