TBSは31日、オンラインで、10月期の改編説明会を行い、ジャニー喜多川前社長(19年に死去)の性加害問題について言及した。

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(19年に死去)の性加害問題を巡り、同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)は29日に、都内で会見を行った。

渡邉真二郎編成部長は「メディアの沈黙と指摘された点も踏まえて、いかなる性暴力も許されるものではないというスタンスに尽きます」と改めて言及した。 ジャニーズ事務所タレントが出演している現在放送中の番組に関しては「バラエティー番組、ドラマ含めて、タレントさんの出演はこれまで通り。キャスティングは、タレント個人が起こした問題ではないので、変更しない方針です」とした。

TBSは30日までに、コメントを発表。「故ジャニー喜多川氏による性加害問題について事実が認められたとする調査結果が公表されました。TBSテレビは、『マスメディアの沈黙』と指摘された事も踏まえ、いかなる性暴力も許されるものではないという姿勢で、今後も報道や放送に臨んでまいります。また、TBSテレビではすでに人権方針をかかげ人権を重視した経営に取り組んでおり、ジャニーズ事務所に対しても被害者の救済や人権侵害の防止を求め、ひきつづき適切な対話を続けてまいります」としていた。