宮藤官九郎(53)が1日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画「こんにちは、母さん」(山田洋次監督)初日舞台あいさつで、今年だけで3回も警察から職務質問されたとボヤいた。

主演の吉永小百合(78)演じる74歳の神崎福江、大泉演じる47歳の息子・昭夫が新しい生活に向かっていく物語にちなみ、やってみたい新しいことは? と質問が出た。宮藤は劇中で、大泉演じる昭夫と大学時代からの親友で、会社でも同期の木部富幸を演じた。質問に「貫禄がない。今年だけで3回、職務質問、受けている。何とかして欲しい」と答えた。

山田洋次監督(91)から「貫禄がないと悩んでいるあなたが素晴らしい」とフォローされた一方で、大泉からは「どうやって(貫禄を)つける?」と質問が飛んだ。宮藤は「ひげ、生やしたり、もうちょっと太るとか」と答えつつも「(職質が)増えますね」と苦笑した。

劇中で、吉永が74歳の神崎福江、大泉が47歳の息子・昭夫、永野芽郁(23)が大学生の孫・舞を演じた。昭夫が大会社の人事部長として神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった舞との関係に頭を悩ませる。その中、久しぶりに東京下町の実家を訪れると、かっぽう着を着ていたはずの福江は、あでやかなファッションに身を包み、恋愛までしているようで生き生きと生活しており、昭夫は久々の実家にも、自分の居場所がなく戸惑う。その中で、おせっかいがすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う母と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされていく物語。

この日は、ボランティアに励む福江が気にかけるホームレスのイノさんこと井上を演じた田中泯(78)、福江とボランティアをともにする琴子・アンデション役のYOU(59)と番場百恵役の枝元萌(47)も登壇した。