和田正人(44)が1日、東京芸術劇場プレイハウスで行われた舞台「橋からの眺め」(2日初日、同所など)初日前会見・公開ゲネプロで、稽古中の印象的な出来事を聞かれ8月25日に44歳の誕生日を迎え、稽古場で祝ってもらったと明かした。
ただ、セリフの量が膨大で13年ぶりの舞台出演となる主演の伊藤英明(48)はじめ共演陣は日々、居残りで稽古するほどハードな日々を送っていたため「僕以外の目が笑っていない」と、後になって写真を見て気付いたと明かし、集まった取材陣を笑わせた。
「橋からの眺め」は、1955年(昭30)に米ブロードウェーで初演され、ローレンス・オリビエ賞、トニー賞に輝いた米国の劇作家アーサー・ミラーの戯曲。英国内外で活躍する演出家、ジョー・ヒル=ギビンズ氏が、日本で初めて演出を担当する。主演の伊藤はイタリア系アメリカ人の港湾労働者で、"男性らしさ"に執着し一家に悲劇をもたらす主人公・エディを演じ、和田は坂井真紀(53)演じるエディの妻ビアトリスのいとこマルコを演じた。
和田は、伊藤をはじめ、エディのめいキャサリン役の福地桃子(25)ストーリーテラーの弁護士アルフィエーリ役の高橋克実(62)ビアトリスのいとこの1人ロドルフォ役の松島庄汰(32)の、セリフの量が特に多いと明かした。「今回は主演の伊藤英明さん、松さん、桃ちゃんあたり…あとは克巳さんもですね、本当にセリフの量が膨大で、なかなか苦労されている姿を稽古場で見ていた。その中で、みんなで早く集まって、居残りをして練習をしたり、日に日に稽古を重ねるたびにチームワークが強固な形になる姿を見ていた」と振り返った。自身はセリフが少なく「僕はセリフが少なく、そこは楽したところもあるけれど」と正直に語った上で「本当に、このチームはいけるなと。必ず、良い作品をお届けできると確信しました」と胸を張った。
稽古中に印象的だった出来事を聞かれると「8月下旬の、稽古の佳境に誕生日を迎えたんですね。稽古場でケーキを出してお祝いしていただいたんですけど、セリフが多く皆さんが結構、大変な最中に、時間を割いて写真を撮ったりした。ジョーさんと僕以外の、全員の目が笑っていなくて」と苦笑交じりで明かした。
そのうえで「大変だったんだなと、後から認識しました。顔は笑っていたんですけれど、目が笑っていなかった。とてもすてきな思い出です。忘れられない44歳…以上です」と笑いながら強調した。
これには、坂井も「ごめんね…ごめんなさい」と謝罪し、笑うしかなかった。伊藤は「44歳、おめでとう!!」と、和田の誕生日から1週間後の檀上で、仕切り直すように、満面の笑みで祝福していた。



