ある日、男の子が学校から帰ってくるとテーブルの上には1つのりんご。いつも食べているはずのりんごです。そんなとき、私ならそれがりんごであるのを疑うことはまずありません。でも、男の子は違いました。ふと「もしかしたらこれは大きなサクランボのひと粒かもしれない…」「実は宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない…」などと妄想を膨らませます-。
これは人気絵本作家ヨシタケシンスケさんが初めて手がけた絵本「りんごかもしれない」に出てくるお話です。ありふれた日常の一場面ですが、想像力を働かせると毎日は「かもしれない」であふれている! ヨシタケシンスケさんの作品は斬新なアイデアにあふれ、読んでいるだけでとてもワクワクしてきます。
私は最近初めてヨシタケシンスケさんの絵本を読んだのですが、新潟市の県立万代島美術館で開催中の展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に足を運んでからすっかりファンになりました。今回は初の大規模個展ということで、絵本原画や発想の源となるスケッチなど約400点以上が展示されています。作品ができるまでのヨシタケさんの頭の中をのぞいているような気分になります。
中でも私のお気に入りは、「もしもみらいになにかよくないことがおこっても、そのときあなたは、すっごくいいことを思いつくかもしれない。」という言葉。子供だけでなく大人にも響くメッセージに心打たれます。今月24日までの開催なので、まだご覧になられていない方は、ぜひ、「かもしれない」展示空間をのぞいてみてはいかがでしょうか。
私の会社のデスクにも、日に日にヨシタケシンスケグッズが増えている…かもしれません。(新潟テレビ21アナウンサー)



