ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(19年死去)からの性被害を明かしている元ジャニーズJr.橋田康さん(38)が22日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演し、前日21日に東山紀之新社長(56)と面会し、直接謝罪を受けたことについて語った。

橋田さんは21日に、X(旧ツイッター)を更新し、東山新社長から直接謝罪されたことを明かしていた。宮根誠司キャスター(60)から、面会の状況を尋ねられると、「実はそこに井ノ原(快彦)さんも同席」とジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)も同席したことを明かし、「9月21日時点での最大の対応をしてくださったのかなと僕は勝手に感じています」と語った。

橋田さんは「僕自身が前に進んでいかなきゃいけないと本当に思っています」と説明した上で、「僕が中のタレントさんだったりを苦しめたり、タレントさんを応援しているファンの方を苦しめたりしてしまっていることに自分の申し訳なさを感じています。そこを(東山に)伝えたときに、『いや、変わるきっかけ、向き合うきっかけをくれてありがとう』と言ってくださったので、前を見てくださってるのかなって思ったので、同じ方向なのかどうかは分からないですけど、きちんと前を見てくださってるって感じたときに、本当に少し自分の中救いになりましたね」と対面した今の心境を告白した。

橋田さんは日本外国特派員協会での会見時に藤島ジュリー景子前社長(57)から直接謝罪を受け、連絡先を伝えたことが今回の面会につながったとし、面会場所がジャニーズ事務所となったことについても「やりとりの連絡の中で、『ジャニーズ事務所でも構いませんでしょうか』というお伺いは一度もらっています」と明かした。東山に出迎えられる形になったといい「東山社長が立って待っててくださってて、『本当に長い苦しい思いをさせてしまって申し訳なかった』って言うことを伝えてくださいました」。井ノ原も「(面会の)部屋に入る前に『何か威圧感があったりだとかしたら、すぐに言ってください』という形で、入る間にお声がけくださった」という。

今回の面会では、弁護士やカウンセラーは不在で「僕自身がそこを求めていなかった。威圧感だったりっていうのも少しでもなくすような姿勢を取ってはいてくれたんじゃないかなとは思います。何もストレスを感じずに過ごせました」。東山からの謝罪とともに、面会の内容は「聞き取りというより、僕が何を考えて、どうしていった方がいいかという意見だったりを、『気持ちだったり意見だったりを聞かせてくれませんか』っていう姿勢の時間」であったことも明かした。

今後の保障や救済にまつわる話については「まず僕が何を求めているのかって言うのは聞いてくださりました」とした上で、「ただ僕自身が、未来、こういうことが二度とないような状況を作っていくために僕は声を出して告白したので、今後こうならないためにどうしていくのか、こうしていくのかっていう話をたくさんできたかなと思います」。

さらに「本当に赤裸々に言いますけど、お金の話って言うのは一切なく進みました。それは多分は僕自身が補償というよりも、僕はもっとここを考えてる、ここをこう考えてるっていうところにフォーカス当ててくれたからかもしれませんが、そういう(お金の)話は一切進まずに終わりました」とも語った。

東山から橋田さんの求める具体的な保障や救済は尋ねられたのか? ということについては「こういうことが二度とないようにタレントさんたちが本当の意味で守られる状況を作っていって、エンターテインメントの世界もそうだし、いろんな場面がクリーンになっていくことが僕にとっての救済」とし「ジャニーズ事務所が本当にこの状況を乗り越えて、改めてエンターテインメントを発信してくださる状況になってくれるのが、僕も被害者というレッテルがはがれていく。そういう結果をどんどん作っていきたいという話をしました」。

また「開口一番に『じゃあいくらです』って出されたら(自身は)すごく不快だったと思うので、昨日の対話の内容というのも、僕の中ではすごい有意義な時間ではありました」と話した。