故ジャニー喜多川元社長による性加害を受け、ジャニーズ事務所が2日に開いた会見で社名を変更し、新たにタレント個人やグループと契約を結ぶエージェント会社を設立すると発表したことを受け、大阪市や府でつくる公益財団法人・大阪観光局の担当者は3日、「大阪観光シンボルキャラクター」として起用する「関ジャニ∞」について「引き続き、継続して起用したいと考えている」とした。

関ジャニ∞は、メンバー全員が関西出身。18年4月に大阪や関西の魅力を国内外に発信する「大阪観光シンボルキャラクター」に就任した。

東山紀之社長は2日の会見で、「ジャニーズ」とつく名称は、グループ名を含めて変更するとし、関ジャニ∞も対象になっている。1度目の9月7日の会見を受け、大阪市の横山英幸市長は「(ジャニーズ事務所という)法人の対応は注視していきたい」としつつも「僕は所属しているタレントさんに何か問題があったとは受け取っていない。一生懸命にやっているのであれば、ともに大阪を盛り上げるイベントに関しては進んでいきたい」と起用を継続したい意向を明かしていた。

2度目の会見を受け、大阪観光局の担当者は「グループ名は変わっても、18年からともに大阪を盛り上げてきてくれたことに変わりはない」と話した。