TBSは7日、同局系「報道特集」(土曜午後5時半)で、ジャニーズ事務所に関しての社内調査結果を報告した。同局ドラマプロデューサーの市川哲夫氏がドラマ制作の現場で「(ジャニーズの)意向は無視できないということはあった」とした。
約30年間、ドラマ制作に携わった市川氏は70年代以降の同局ドラマとジャニーズ事務所の関係について「70年代終わりがある意味、(ジャニーズ事務所の)活動が停滞していたというか、冬の季節だった」とした上で、79年放送の大人気ドラマ「金八先生」について「ジャニーズから3人、『たのきんトリオ』が出演した。TBSにとっては金曜8時枠における活動というのが、ジャニーズにとっては大きな元になった」と説明した。
当時のジャニーズ事務所の勢いは現在ほどではなかったが、同ドラマをきっかけに存在感が強くなったという。
2000年代にドラマ制作に変化があったといい「ドラマを制作するというのは基本的に作る側が企画を立てて、俳優のいる事務所に交渉するのが当たり前のプロセス。90年代に入ってからはタレントの人気、視聴率という点で強くなると、初めに役者を抑える。どれだけの俳優をブッキングできるかという話になり、(プロセスの)順番が逆になる。『今度は誰々をおたくの局で何月に出せるわよ』という話が来ると企画は通ってしまう。キラーコンテンツがそこに転がっているわけですから。そこからジャニーズ事務所の発言力が強まっていった」と話した。
その後、制作者側のイニシアチブは取りづらくなっていったと明かし「意向は無視できないということはあった」とした。
市川氏は反省すべき点を「我々自身が軽視してきた、見過ごしてきた、見て見ぬふりをしてきたことについて、ある種、目を開かせてくれた。被害に遭った元ジュニアの告発は私たちも受け止めないといけない」と言及した。
現役社員は「圧力を感じたことは一度もない」という声もあれば「この1年の間にも、ジュリー氏を通してキャスティングをめぐる圧力があった」「気に入らないことがあるとすぐに『タレントを引き上げるぞ』と言うため、企画がガラッと変わるため振り回された感があった」と話す社員もいたという。
同番組はジャニーズ事務所に関しての社内調査の結果を約1時間にわたって特集した。



