いとうせいこう(62)が23日、都内で、第三十四回伊藤園お~いお茶新俳句大賞表彰式に出席した。

伊藤園が主催する俳句コンテスト。この日、応募総数約192万句の中から選ばれた最高位の文部科学大臣賞をはじめとする各賞を発表した。同賞は大阪府の小林航さん(8)の句「初日の出とても小さい駅で見た」に決まった。

登壇した小林さんは「とてもビックリしながら喜んでおります」と笑顔。父親と並んで阪堺電車我孫子道駅で初日の出を見た時の思い出を詠み、「(父親も)ビックリして、信じられないと言っていました」と語った。

いとうは総評で「皆さんの句は、驚くほど平易な言葉を使いながら『こうは実は言わない』という見事な練り込み方があった」と語り、小林さんの句について「『とても小さい駅で見た』と言われると、一番向こう側に無限大の太陽があって、こっちに極小の個人がある。『とても小さい』とはなかなか選べない」と感嘆した。

各賞の受賞者にも拍手を送り「それぞれの句が日本語を新しくしていき、我々が見たことのない景色を備えたものを提出してくれている」とし、「よく考えたら“流派”じゃないかと。『お~いお茶新俳句大賞』という流派が今回で完成したのではないかとひしひしと感じた」と話した。

受賞作品は「お~いお茶」の商品パッケージに掲載される。

登壇予定だった吉行和子は欠席した。