主演吉岡里帆(30)、恋の相手役を永山瑛太(40)が務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11時)の第5話が7日に放送され、平均世帯視聴率が2・2%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から2・9%、2・6%、2・3%、1・9%だった。平均個人視聴率は1・3%で、第1話から1・5%、1・4%、1・6%、1・0%だった。

吉岡は主人公の常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山は恋の相手役・井浦翔(いうら・かける)を演じ、今回が初共演となる。タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。脚本は時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナルとなる。他にも伊藤万理華、シソンヌのじろう、石田剛太、西垣匠らが出演する。今作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は、カンテレが「火ドラ★イレブン」と名付け、今年4月から新設された。

▼第5話のあらすじ

翔に別れを切り出した廻のもとに、広瀬(西垣匠)から「常盤さんのことが好きです」とメッセージが届く。広瀬は梓(田中真琴)との婚約を破棄したらしいが、翔への思いに踏ん切りがつかない廻は、その気持ちに応える気になれない。一方、廻との恋をあきらめたくない翔もまた、なんとか2人で生きていく方法を模索するが、もはやその願いがかなうことはないと悟った廻は、翔の言葉に耳を貸そうとしない。

廻の任期終了を明日に控え、パトロール基地には30年後からやってきた初老の男性・矢野健也(今野浩喜)が連行されてくる。健也の妻、美郷(安藤裕子)は明日、バス事故で亡くなるといい、悔いのある別れ方をした健也はひと目、生前の妻に会いたいという。しかし、過去に干渉し歴史を変えることはご法度。それならばと、廻と翔の同行のもと、健也は夫婦の思い出のレストランへ向かうが、隊員たちが危惧したとおり、健也は隙を見て逃げ出してしまう。

翌朝、厳戒態勢が敷かれるなか、健也は美郷の前に姿を現す。しかし次の瞬間、張り込んでいた隊員たちに身柄を拘束され、健也は記憶を消されて元の時代へ。当然、美郷も予定どおりバス事故で命を落とすことに。歴史に抗うこともできず、悲しい結末をただ黙って見守るだけ。ミッションは成功したものの、タイムパトロールの仕事に一抹の疑問を覚えた廻は、健也のためにあるつじつま合わせを思いつく。