俳優鈴木亮平(40)が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「下剋上球児」(日曜午後9時)第9話が10日、放送され、平均世帯視聴率が10・2%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・6%だった。

同ドラマは「最愛」「MIU404」ほかヒット作を生み出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督の日曜劇場での初タッグ作品。さらに2人の作品の脚本を数々手がけてきた、奥寺佐渡子氏がストーリーを紡いでいく。弱小高校野球部を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメントドラマだ。

第9話、いよいよ因縁の相手星葉学園と戦う運命の準決勝の日がやってきた。エース・翔(中沢元紀)を控えに回し、根室(兵頭功海)を先発で起用するという南雲(鈴木亮平)の判断に戸惑いながらも、負けられない戦いへ向けて静かに覚悟を決める部員たち。しかしそんな中、山住(黒木華)が脇腹の痛みを悪化させ、病院へと運ばれてしまう。

そして始まった試合では、賀門(松平健)率いる星葉高校もこれまでとは違う布陣で挑んでくることに。想定外の出来事の連続にミスを連発する越山高校。焦る部員たちを前に南雲が打つ手とは? 越山高校は決勝へ進むことができるのか?

そんな中、何やら重大な懸念を抱えている様子の丹羽(小泉孝太郎)は、犬塚(小日向文世)たちにある相談を持ちかけていた。

また、第9話には楽天田中将大投手(35)がサプライズ出演。オープニングのクレジットで「田中将大」の名が記され、準決勝の解説者として登場した。ジャケットに青シャツ姿でヘッドマイクを付けて、南波雅俊アナとともに実況席に座った。

第一声は、越山初先発の根室投手(兵頭功海)について「マックス138キロのストレートには伸びがありそうですね」とコメント。その後、南波アナから「田中さん、心境を想像していただいて…どうですか」と実名で呼びかけられ「今回この場面で初先発というのは、緊張すると思いますね」と応じる場面もあった試合が決まった最後の決勝打の場面では、「おおお」と、リアルに感動した様子の笑顔で声をあげた。

同ドラマでは、これまで鳥谷敬氏や川崎宗則氏ら、プロ野球OBが登場してきたが、ついに超大物現役投手の登場となった。