HOUND DOG大友康平(68)が、腎臓に腫瘍が見つかったことがわかり、病気療養に入ることが18日、発表された。3月に予定されていたコンサートは中止となる。

所属事務所は、発表で「弊社所属の大友康平でございますが、昨年11月の定期検診の際に気になる所見が認められ、その後、検査入院を致しましたところ腎臓に腫瘍が確認されました。なるべく早い段階で手術を行うことになり、誠に大変残念なお知らせとなりますが3月に予定しておりましたコンサートをキャンセルさせていただくことになりました。多くの方々にご迷惑とご心配をおかけすることを深くお詫び申し上げます。医師からの助言を踏まえ、この決断を下す選択をさせていただきましたこと皆様にはご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。LIVEを楽しみにしていただいていたファンの皆様へ直接お伝えることができないことが非常に心苦しいですが今は最善の治療を受け、早期の回復を目指すことが最優先と考えております。これからも皆様の温かいサポートが本人にとって大きな力となります。本人も皆様とライブ会場で1日でも早くお会いできるよう早期の復活を目指しております。どうぞ、ご理解いただきまして療養のお時間をいただければ幸いです」とした。関係者によると、早期での発見だったという。

また大友もコメントを発表。「この度は、ご心配をおかけして本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、何よりライヴをキャンセルせざるを得なくなってしまい、楽しみに待っていてくれたファンの皆さんには心からお詫び申し上げます。日頃より体調にはいつも注意して来たのに・・なんで俺なの?・・ そんな思いに苛まれて、かなり凹んでしまいました。しかし、運命は受け入れなくてはなりません! 幸い、発見も早く、知人の紹介で優秀な先生にも出会えました。ライヴは一旦キャンセルになってしまいますが、しばし治療と静養に充てるお時間をいただきまして、また改めてみんなに会える機会を心より楽しみにしています。人生はロックンロールだ! 山あり谷ありの“波乱万丈!”こそ生き様だぜ! ロックンロール・イズ・ネバー・ダイ! 俺は不死身なのだ!(ちょっと気張ってみました・・笑)」と前向きにつづった。

◆大友康平(おおとも・こうへい)1956年(昭31)1月1日、宮城県生まれ。76年、当初3人でHOUND DOGを結成。仙台でライブ活動を重ね、80年3月「嵐の金曜日」でデビューした。85年「ff(フォルティシモ)」が大ヒット。89年に日本武道館で15日連続ライブ。92年「BRIDGE~あの橋をわたるとき~」もビールのCMで人気を得た。05年にバンドを解散しソロプロジェクト化。近年は俳優としてもフジテレビ系「フリーター、家を買う。」日本テレビ系「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などに出演。22年に桑田佳祐が同級生のミュージシャンに呼びかけた「時代遅れのRock’n’Roll Band」では、MVにドラムとして参加し、NHK紅白歌合戦にも出演。中学時代は野球部で、松井秀喜氏らと親交が深い。