がんを公表した英王室のチャールズ国王(75)を見舞うため2月初めに弾丸で緊急帰国した息子のヘンリー王子(39)が、英国滞在中に国王の静養先サンドリンガムには同行せず、ロンドン市内のホテルに宿泊したのは、「来たら追い出せなくなる」と事前に側近から阻止されていたためだったと、英サン紙が報じた。王子は側近からサンドリンガム・ハウスに滞在するのではなく、ホテルを取るよう忠告されたという。
王子は、妻メーガン妃と2人の子どもたちを米カリフォルニア州の自宅に残し、6日に滞在時間25時間で弾丸帰国。市内にある国王の邸宅クラレンス・ハウスを訪れ、およそ30分間の面会を果たした。しかし、その後は静養先のサンドリンガムに向かった国王とカミラ王妃には同行せず、1人市内のホテルに宿泊。翌日に国王に再び会うことなく帰国の途についた。
ヘンリー王子は先日、米ABCテレビのインタビューで、国王からの電話でがんについて聞かされた後、すぐ英国行きの飛行機に飛び乗ったと明かし、「家族を愛している」「また会いに行きたい」と語っていた。
サン紙によると、王子はヒースロー空港に到着後、国王が静養先に出発するのを遅らせたので、クラレンス・ハウスに来るよう指示を受けたという。45分ほど建物に滞在したが、実際の面会時間は30分ほどだったといい、面会が終わると王子の意思に反してホテルへの移動を促されたという。「ヘンリー王子は、サンドリンガムに一緒に行くつもりで父に会い来た。しかし、代わりにクラランス・ハウスで30分の面会時間だけが与えられた」「仮にサンドリンガムに王子が来たら、彼らは追い出せなくのではないかと不安だった」と王室関係者のコメントを伝えている。
王子は、国王ががんの治療を受けている間、父を支援するため一時的に王室復帰を希望しているとも伝えられている。しかし、前出の王室関係者は「血圧が上がるもの」だと王子との面会について表現しており、実現の可能性は限りなく低そうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)



