エジプト出身のタレント、フィフィ(47)が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党若林洋平参院議員が記した在日クルド人をめぐる投稿に関する一部メディアの報道に対し、私見をつづった。

若林氏は、SNS上で拡散されている、埼玉県蕨市のJR蕨駅近くで行われた外国人ヘイトデモに対する、クルド人の抗議の動画をめぐり、クルド人が「日本人死ね」と言っているなどと主張する投稿を引用。19日の更新で「我が物顔で日本人に迷惑をかけ、挙げ句日本人死ねというならどうぞお帰り下さい。日本人の国なので、日本の文化・しきたりを理解出来ない外国の方は母国にお帰り下さい。本来外国人に対する生活保護などありえません!母国に保護して貰って下さい。それでも日本に居たいなら日本のルールくらい守れ!」と記していた。 

この若林氏の投稿は、複数のメディアに報じられている。

フィフィは23日の投稿でこの件に言及し「自民党の若林洋平議員の『日本人の国なので、日本の文化・しきたりを理解できない外国の方は母国にお帰りください』という投稿を、クルド人への憎悪を煽るヘイトスピーチだと報じた共同通信。『ルールを守れない外国の方』を対象にしているのに、人種差別のように報道するあなた方こそ憎悪を煽ってる」と厳しく指摘した。

この投稿に対し「なんでもかんでも差別だと言えば良いと思っているんでしょうね」「フィフィ正論案件」などとさまざまな意見が寄せられている。

この動画について、一般社団法人日本クルド文化協会は動画についてXで「インターネット上で広まっている動画では、クルド人の人が『日本人死ね』と言っていると主張してますが、事実と異なります」と説明。「彼が言っているのは『病院へ行け、病院へ行け、レイシストは精神科へ行け』です。『日本人死ね』ではありません。私たちがそんなことを言うはずはありません」としている。