妻夫木聡(43)と渡辺謙(64)が、テレビ東京開局60周年ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」(5月6日午後8時)にダブル主演でタッグを組むことが28日、分かった。

人生に悩む内科医(妻夫木)と、余命宣告を受けたがん患者(渡辺)がバイクで人生最後の旅をし、「人は何のために生きるのか」を模索していくロードムービー。脚本は北川悦吏子氏。

89年に急性骨髄性白血病と闘った経験がある渡辺は、「かねて医療に関するドラマを固辞していた。自分の体験から、本当に苦しむ患者の気持ちはドラマでは描けないと感じていた」。引き受けた背景には、北川氏とのメールのやりとりがあったという。「北川さんは難病と向き合い、独特の死生観を持たれていた。彼女の感じてきた『生きること』『死に向かうこと』、それを演じてみたいと思った」。7キロ減量して役作りに挑み、「北川悦吏子の死生観を体現した」と自信をみせている。

妻夫木は「死生観というものは人それぞれにあると思いますが、こんなにも真っ向からぶつかった作品はなかなかありません」。渡辺にも「常に僕と向き合って一緒に戦ってくれた」と感謝した。渡辺が演じた「オッサン」に愛着もひとしお。「スマートだけどどこかチャーミングな謙さんはまさにオッサンそのものでした。この作品で謙さんと一緒に旅をできたことは僕の財産となりました」と手応えを語っている。