「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など、日本を代表する少年漫画の第一人者として知られる、漫画家の鳥山明さん(とりやま・あきら=本名同じ)が、3月1日に亡くなった。68歳だった。連載していた「週刊少年ジャンプ」(集英社)の公式サイトで8日、発表された。

「ドラゴンボール」人気が高いヨーロッパを始め海外メディアも訃報を伝えた。英BBCは「ドラゴンボール:日本のマンガクリエーター鳥山明さん死去(Dragon Ball:Japan manga creator Akira Toriyama dies)」のタイトルで速報。ドラゴンボールを「孫悟空という名前の少年が、サイヤ人と呼ばれるエイリアンの人型生物から地球を守るために魔法のドラゴンボールを集める冒険を描いています」と紹介した。

同作を「史上最も影響力があり、最も売れた日本の漫画のひとつ」「世界中で非常に人気がある」とし、鳥山氏について「未完の作品があった」などと記した。

「ドラゴンボール」アニメ放送が視聴率70%を超えたと伝えられ、欧州でも特に人気の高いスペインのマルカ紙も、「mangaka」という肩書で報道。「世界中に信者が大勢いる」などと、鳥山氏の影響力を紹介した。

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