アニメ「ちびまる子ちゃん」で主人公・まる子の声を務めている声優TARAKOさん(本名非公表)が亡くなったことが9日、分かった。63歳。群馬県太田市出身。同アニメが放送を開始した1990年1月から34年間、主人公さくらももこ(まる子)の声優を担当していた。

TARAKOさんの早すぎる訃報を受け、サッカーJ2清水エスパルスは9日、公式X(旧ツイッター)を更新し、追悼した。

「テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』のまる子役の声優・TARAKOさんの訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」とした上で「一昨年、国立競技場で開催したクラブ創設30周年記念マッチでは、『ちびまる子ちゃん』と共に、そのお声で登場いただきました。清水を舞台に、長年に渡って愛されてきたTARAKOさんは、なくてはならない存在でした。これまでの多大なるご功績を讃え、謹んで哀悼の意を表します。エスパルスは、これからもちびまる子ちゃんと共に歴史を刻みます」と投稿。2022年に国立競技場で行われたクラブ創設30周年記念マッチの際の、エスパルスのマスコットキャラと、まる子ら作品のキャラクターが一緒にポーズを取る写真もポストした。

「ちびまる子ちゃん」を放送しているフジテレビや日本アニメーションは9日、文書でTARAKOさんの訃報を発表した。日本アニメーションは「『ちびまる子ちゃん』で「まる子」役を演じ続けられてきたTARAKOさんが、3月4日(月)未明にご逝去されました。TARAKOさんは1990年1月7日に放送を開始した『ちびまる子ちゃん』の初回から、34年間にわたって「まる子」役を演じていただきました。これまでの多大なるご功績に感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します」とした。