人気漫画「To LOVEる」シリーズの作者矢吹健太朗氏が14日までにX(旧ツイッター)を更新。「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」など、日本を代表する少年漫画の第一人者として知られ、3月1日に68歳で亡くなった漫画家の鳥山明さん(とりやま・あきら=本名同じ)を追悼した。

矢吹氏は8日に「長文ですが心の整理をつけるためにも個人的な想いを綴らせてください」と書き出し「少年の頃、転校が多く1人になりがちな僕でしたがドラゴンボールの話題をキッカケにすればどこでも新しい友だちができました」とポスト。

続けて「鳥山先生のイラストをたくさん模写してマンガを描く楽しさを知りました。ドラクエもクロノトリガーもハマりました」つづり「僕の絵が初めてジャンプに載ったのはドラゴンボールの読者企画のハガキでした。それが一つの自信となり、数年後に漫画賞に投稿する行動につながったと思います」と振り返った。

また「直接お会いする機会には恵まれませんでしたが、もしチャンスがあっても恐れ多くて近づけなかったかも…そのくらい憧れの人でした」とし「ToLOVEる10周年で描いていただいたイラストと優しさ溢れるコメントは生涯の宝物です」と、鳥山さんが描いたToLOVEるの「ララ・サタリン・デビルーク」のイラストを公開。鳥山さんは「こういう感じの女の子キャラって描いたことなかったので新鮮で楽しかったです!」とコメントを寄せていた。

矢吹氏はさらに「僕の、みんなの人生にたくさんの楽しい思い出を作ってくれた鳥山先生、本当にありがとうございました」と感謝を記し「いつか頭に輪っかをつけた先生に会える日を祈って…心よりのご冥福をお祈りいたします」と追悼した。