俳優阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時)第8話が15日に放送され、平均世帯視聴率が6・8%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・8%だった。第8話のラスト3分で、女優小泉今日子(58)が事前予告なしでサプライズ登場し、ネットでも注目された。

「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などを生みだした、脚本の宮藤官九郎氏と磯山晶プロデューサーと阿部の黄金タッグが結成された今作は阿部演じる主人公・小川市郎はひょんなことから1986年から2024年の現代へ。昭和のダメおやじの不適切発言が令和の停滞した空気をかき回すが、市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。タイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディー。

▼第8話あらすじ

令和へタイムスリップしたムッチ先輩(磯村勇斗)は、息子である秋津(磯村勇斗)と対面していた。そこで、純子(河合優実)が入れ違いで昭和に帰ったことを知ったムッチ先輩は「未来に来た意味がない」と騒ぎだすが、井上(三宅弘城)から“ある話”を聞くと突然パニックになる。

同じ頃、市郎(阿部サダヲ)のもとには、過去に起こした不倫スキャンダルによって閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談に来る。復帰のめどが立っていたにもかかわらず、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで白紙に戻されてしまったという。市郎は渚(仲里依紗)も交え、倉持の復帰を栗田とその部下・瓜生(板倉俊之)に直談判。そしてようやく倉持のアナウンサー復帰が実現するが、世間の目はあまりにも厳しく…。