TBS系「日立 世界ふしぎ発見!3時間スペシャル」(午後6時50分)が30日、放送された。この日をもってレギュラー放送を終了し、38年の歴史に幕を閉じた。
番組の最後に放送初回から出演を続けてきた黒柳徹子(90)と、昨年4月に交代するまで38年にわたりMCを務めたフリーアナウンサーの草野仁(80)があいさつした。
常々歴史を学びたい気持ちを持っていたという黒柳は「歴史を勉強しないと死ねないなくらいに思っていたんですけど、それが勉強できる番組に出られるということで。この『世界ふしぎ発見!』のお話があった時は本当にうれしく思いました」と回顧。「それから38年。そんなに長い間、ビックリするくらい長い間、この番組と関わってこられて本当にうれしいと思っています」と笑みを浮かべた。
また「この番組とはさようならをしても、自分でいろいろと歴史の勉強、世界のことに目を配って自分なりに勉強していこうと思っています」と抱負。「私はこの番組が大好きでした。この番組がこれからなくなっちゃうと思うと、本当に寂しいです。でもいろんな思い出がたくさんあるので、それを大事にこれから生きていこうと思います」と語った。
草野は番組を放送してきた38年という長さについて「1人の人間が22歳で大学を卒業して就職します。そして38年間勤め上げると、満60歳、定年を迎える。1人の人間にとっては、自分自身の職業を全うする大変長い長い時間なんです」と説明。「土曜の夜に38年間も番組をやり続けてきたという歴史は、過去には一切ありません。ということは、大勢の視聴者の皆さまが応援、そしてバックアップする声を世の中に届けてくださったからこそ、こんにち私たちは継続してくることができました。本当に皆さま、この場を借りて失礼ですけれども、ありがとうございました」と視聴者の支えに感謝した。
レギュラー放送は終了となるが「今後は特別番組の形で放送させていただくことができるようでございます。またその日に、全ての皆さまとご一緒にテレビを通してお会いできるといいなと思います。皆さま、本当にありがとうございます」と語った。
最後は草野からMCを引き継いだフリーアナ石井亮次(47)が「草野さん、あの言葉でお別れしましょう」と促すと、草野は「さあみなさん、それではまた、ふしぎの世界でお会いしましょう。さようなら!」と手を振って締めくくった。
番組は「歴史と遊ぼう」をテーマに1986年(昭61)にスタートした知的エンターテインメント番組の草分け。「ミステリーハンター」と呼ばれるリポーターらが、38年間で170の国と地域を訪れ、4万時間に及ぶ撮影で世界の遺跡や自然遺産、文化などを紹介してきた。黒柳をはじめとする個性的な出演者やマスコットの「ヒトシ君人形」「スーパーヒトシ君」など、さまざまな演出で人気を獲得した。レギュラー放送は終了するが、今後は特番の形で継続する。
後番組として、ハライチ澤部佑、杉山真也アナウンサーがMCを務める「世の中なんでもHOWマッチ いくらかかる金?」がスタートする。



