女優石原さとみ(37)が28日、フジテレビ系「ボクらの時代」(日曜午前7時)に出演。生年月日がまったく同じな俳優中村倫也(37)と映画で共演したことについて話した。

5月17日から封切られる映画「ミッシング」の撮影現場で中村に「よくこの仕事、引き受けたね」と声をかけられたと話した。石原は「どちらかというと、6年前に私が(吉田恵輔監督に)直談判したんです」と打ち明けたと話した。

石原は2016年に公開された吉田作品「ヒメアノ~ル」で森田剛(45)が連続殺人犯というギャップのある役を演じたのに感銘を受けたという。「もしかすると、吉田監督なら自分を変えてくれるかもしれない」と、自身の路線に一石を投じてくれるかも、と期待したという。

6年前に吉田氏と会ったが断られた経験があった。吉田氏も石原については「興味もなかった。苦手」と評していた。ところが「明日の夜、石原さんが空くから、会えますか」と打診があったという。吉田氏は「その日は昼から友だちと飲んでいて、夕方なら」と条件付きで会うことになった。

当然、吉田氏は6時間ほど飲んでいたのでベロベロ。「ああ、あなたが石原さんか」などとあいさつしたという。石原から「(映画に)出たいです」とラブコールを受けたが「苦手かもしれなーい」とへべれけで返したと話した。その様子を聞いていた中村は「大人の会話じゃないスよね」と語った。

吉田氏は「華が邪魔な人がいるのよ。アイドルもそうだけど、下町が似合わない人、いるんですよ」と話し「今回の作品は港町。『石原さん、どうだろう』とか思ってた。立ってると港区の女なんだよね」と話すと中村は「アハハハ、“港”違いなのね」と笑った。

吉田氏が、今回のキャスティングの構想を練る段階で石原はやはり考えていなかった。まったく興味もなかったが、急に「石原さんにはフラないな、と思った。そうしたら楽しくなっちゃった。いい作品になるか、大ハズレするか、そんときは心中するか」と思うようになったと話した。