俳優生田斗真(39)とヤン・イクチュン(48)のダブル主演映画「告白コンフェッション」(山下敦弘監督)初日舞台あいさつが31日、都内で行われ、山下監督がヤンの役どころに関する裏話を明かした。
今作は「カイジ」シリーズの福本伸行氏が原作、「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじ氏が作画で共作した、98年の同名漫画を実写化。
極限状態に置かれた死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男2人の、限界状態でのやりとりを描く。
ヤンが演じたのは、“告白”する側の、狂気的かつダイナミックな役どころ。それ完成した経緯は、山下監督とヤンの喫煙所での“奇跡的”やりとりで生まれた。山下監督は「イクチュンさん、覚えてるか分からないけど…」とし、撮影が始まってまもない頃、喫煙所でヤンから役の人物像に関する相談を受けたことを回顧。山下監督は「(英語に)自信なかったんですけど、『クリーピー(ぞっとするさま)』、『気持ち悪い』みたいに伝えようとしたんですけど…」となれない英語に苦闘。イメージを伝えようと試みるも、「イクチュンさんが『クレイジー』じゃないか? って(笑い)。俺もテキトーで『クレイジーでいいよ』って言ってしまって」と苦笑しながら告白した。ヤンの役が想像以上の振り切れ具合で完成し「こうなっちゃったのはあの時の会話が原因です。でも結果オーライです!」と、まさかの真実を明かして会場の笑いを誘った。
当の本人のヤンは「記憶がありません」と丁寧に日本語で強調。生田も「あんなにほふく前進速い人初めてみました!」とイジっていた。
◆「告白 コンフェッション」 生田演じる浅井啓介とヤン演じるリュウ・ジヨンは、16年前の大学山岳部の卒業登山中に事故死した、同級生の西田さゆり(奈緒=29)の17回忌となる慰霊登山中、猛吹雪により遭難。足に大けがを負い、死を覚悟したジヨンが、実はさゆりを殺したと告白。その直後、眼前に山小屋が出現し、2人は一命を取り留める。死を覚悟した親友の最期の告白を聞いてしまった男と、言ってしまった男の、この上なく気まずい一夜を描く。



