プロ野球公式チアガールチーム出身のタレント、葵くみ(25)がファーストDVD「クミダケダヨ彼女には内緒だよ」(スパイスビジュアル)を5月29日に発売した。沖縄などで撮影し、青い海をバックにした水着姿や妖艶なベッドシーンなど、葵と旅行に出かけたような気分になれる物語仕立て。このほど取材に応じ、作品への思いや、今年から本格始動させた芸能活動について語った。
作品の意味深なタイトルについて、葵は「不倫旅行なのか彼女とのデートなのか、そこは想像にお任せしたいです」と笑った。「フレッシュな姿はもちろん、今まで見せてこなかった表情など、新しい葵くみを見ていただけたら」と語り、「『大人っぽい私を見せられるようになったよ』というのをファンの方には喜んでもらいたいです」と笑顔をみせた。
大学進学とともに愛知県から上京し、大学を休学して某プロ球団の公式チアガールとして18年シーズンの1年間活動した。1度は離れたが再び大学4年時に同球団のオーディションを受け、約100倍以上の倍率をくぐり抜けて異例の2度目の合格。22年シーズンを球場で駆け抜けた。
DVDの沖縄での撮影を行ったのは今年2月。球団もキャンプイン真っただ中の時期にチア衣装、ではなく水着などを着て砂浜を駆け抜けた。わずか3日間の日程ゆえ「キャンプは見に行けなかったんです」と笑い「オレンジ色の水着を着たり、チア姿は今まで着たことのないユニホームの色で撮りました。お楽しみに」と笑みを浮かべた。
22年末にチアチームを卒業後は、ゲームなどを作る会社でシステムエンジニアやマーケティング担当などを兼務する普通の会社員として働いていた。その時から複数の芸能事務所からオファーを受けていたが当初は気持ちが傾かずに断っていた。しかし、学生時代に地元ミュージカル劇団での活動経験があり、青学大進学を選んだのも芸能活動への道を探るため。約1年が経ち「ずっと人前に出る仕事をしていたので、もう1度やりたいなと思って。それが昨年末です。今の事務所に連絡を入れて、活動を始めました」。
長所はもちろん長年のチア活動で鍛えた忍耐力と精神力。高校時代は全国常連の中京大中京で大会のほか、甲子園や全国高校サッカー選手権などでの応援に明け暮れた。ケガとの戦いで大学日本代表への道を諦め、球団チアへ転身。1度目の活動で「俯瞰(ふかん)で見た時に全体がそろっているとか、歯車のひとつとして動けることが大事だと思っていましたけど、球団チアは個々としても見られるし、見た目も大事なんだということを痛感しました」。
当時の葵は166センチの長身に加え、高校時代の名残から残る鍛えられた体を生かして仲間らを持ち上げる“フィジカル系”。2度目の活動前には「もっとマシなビジュアルでいこう」と韓国でボトックス注射を打って筋肉を落としたほか、大減量も敢行。「戻ってきたらファンの方やスタッフさんに『痩せたね~!』ってたくさん言ってもらえました(笑い)」と振り返った。
あくまでグラビアは想定する数ある活動のひとつ。今後は俳優業やバラエティー番組出演なども積極的にこなしていきたいという。「今回のDVDの設定も、私に似合うかなと思ったのもあります。役者としてもそういう役どころをやれたらなと思っていましたし、普段の私は『元気いっぱい!』という感じのキャラクターですけど、顔つき的にきつめな印象を与えがちなので。(設定が)みなさんにも刺さるかなと思いました」。
憧れにはグラビアから役者など幅広く活躍する小池栄子(43)を挙げた。「グラビアからバラエティー番組、大河ドラマとかにも出られている。幅が広いですし、息長く活躍されている方だと思っています。私もグラビアだけでなく役者としても頑張りたい」と力を込め「演技としてであれば全然脱げますよ!振れ幅広くやっていきたいです」と宣言した。
思い出の場所への思いも当然ある。直近の目標はプロ野球の試合前に歌い、始球式を投げること。「歌うことも好きなので、やってみたいですね。いつか東京ドームでやれたらいいなと思っています。なかなか難しいことだというのは十分理解していますけどね。…ファームででもかなえられたらいいなあ」。自分の心を鼓舞するように結んだ。「クミダケダヨ」と言われる日を夢見て、今度は芸能界の荒波へと臨む。【松尾幸之介】
◆葵くみ(あおい・くみ)1999年(平11)2月11日、愛知県豊田市出身。幼少期からチアダンスに励み、高校では全国常連の中京大中京で活躍。青学大進学後にプロ野球の公式チアガールチームに加入。18年度と22年度の2度活動し、会社員生活も経て今年から芸能活動を本格始動。ABEMAの格闘代理戦争THE MAXラウンドガール、自動車レース、スーパー耐久シリーズ2024エアバスタークイーンズ、開催中のミスFLASH2025ではセミファイナル進出中。趣味はカラオケ、料理、野球観戦。芸名は「くみ」という昔からのあだ名に、母親が「葵」をつけて決めた。166センチ。



