今年3月に日向坂46に加入した、五期生の高井俐香(たかい・りか、17)を取材する機会に恵まれた。個性派ぞろいの五期生のなかでも、ギャップの宝庫といえる新星だ。

取材は撮影からスタート。高井は初々しくポージングに臨み、やや緊張ぎみではあったものの、すぐに朗らかで自然体な笑顔に。グループの冠番組「日向坂で会いましょう」(テレビ東京)初登場時には号泣しつつ、独特な自己アピールで笑いを誘った。視聴者に強いインパクトを残しつつも「前に話していたメンバー(五期生)たちが完璧すぎて、自分は絶対面白くないと思って出た涙でした」と苦笑いした。

その後の番組内でも場を盛りあげる発言で存在感を発揮。「収録はすごく楽しいです。まだまだバラエティーの奥は深いなと思っていて、先輩方みたいにもっと盛りあげられるようになりたいです!」と意欲たっぷりだ。

五期生10人が特技や初パフォーマンスを披露するイベント「おもてなし会」が5月に行われた。イベントではそれぞれの個性が非常に際立っており、代々木第一体育館を埋め尽くす多くのファンを前にしながら、物おじせずに自身の持ち味をアピール。4月の「6回目のひな誕祭」でファンの前に初登場した際の緊張した様子を思い出し、その成長ぶりに驚かされた。

高井は同期メンバーについて「楽屋ではいつもわきあいあいとしながら談笑してます」とにっこり。さらに「お互いに高め合って、頑張っていこうという気持ちが全員にあります。自分を表現して発信していきたいという思いもあって、まさに十人十色だと思います」。おもてなし会での堂々とした10人の立ち姿が思い起こされ、彼女たちの向上心とアイドルとしての覚悟を改めて感じさせられた。

そんな高井も声楽、バイオリン、バレエ、乗馬、野球観戦(熱狂的な虎党)など、さまざまな経験や趣味を持つ。おもてなし会では声楽の経験を生かして「サンタ・ルチア」を美声で歌い上げ、観客を大いにどよめかせた。

兵庫県出身で3姉妹の長女。バイオリン、乗馬は母親の影響で妹とともに始めたといい「お母さんがいろいろなことをやってて、そのなかでも楽しそうだなと思ったことをやらせてもらいました」と明かした。

阪神タイガースファンなのは父親の影響。「日向坂で会いましょう」でもオードリー若林正恭と野球談議を交わしていた。印象深い選手を聞くと、23年のリーグ優勝、日本一に貢献したシェルドン・ノイジーだと即答。甲子園球場を愛しており「チケットが取りづらいというのが難点です」と和ませた。

経験や興味の幅が広く、まだまだ新たな一面が顔を出す予感。アイドルとして駆け出したばかりの、高井の素顔に注目だ。【玉利朱音】