市毛良枝(75)長塚京三(80)が25日、都内で、映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」(中西健二監督)公開記念舞台あいさつに出席した。50年ぶりの共演。同作はJO1豆原一成(23)と市毛のダブル主演作で、市毛の主演は44年ぶり。
同作は女性の活躍が困難だった時代に学校を創立し、教育に尽力した島田依史子氏の著作を原案に、孫と祖母とが軽やかに紡ぐ家族の物語。市毛は豆原演じる安藤拓磨の祖母文子、長塚は祖父偉志を演じる。
市毛は長塚の腕に手を絡めて登壇。2人は50年前に恋人役を演じ、同作では夫婦役を演じている。長塚は「50年前に婚約者をやって、あっという間に娘ができ、孫ができた」と話すと、市毛は「私たち、何もしていないのにね」とほほ笑んだ。
長塚は「人生の長い1本の映画をやっているようで、心地よく生きさせていただいた」と続けると、「つくづく、映画が好きなんだなと思います」と感慨深げに語った。
市毛は「目の中に長塚さんの若い頃の思い出が残っている」とし、「もしかして長塚さんの目の中にも、当時の私が残っていただいているかもしれない。そんなことはなかなかないので、本当に幸せでした」と長塚の言葉に応えた。
作中では金婚式のシーンもある。市毛は「誰も知らないはずなのにね」とほほ笑んだ。長塚は「あり得ないというか、キャスティングの妙というか。虚構と現実がごっちゃになるけど、素晴らしいプレゼントでした」と笑みを浮かべた。



