元TBSアナウンサーで、同局の人気音楽番組「ザ・ベストテン」司会や、テレビ朝日系「ニュースステーション」のキャスターとして知られる、久米宏(くめ・ひろし)さんが1日、肺がんのため亡くなった。81歳だった。所属事務所が13日、公式サイトを更新し、発表した。

久米さんは19年7月、NHK情報番組「あさイチ」に生出演。「テレビの役割・メディアの今後」というテーマで意見を求められ、NHKの生放送にもかかわらず「NHKは民間放送になるべき」などと話し、ネット上で反響を呼んだことがある。

久米さんはさらに「(NHKは)独立した報道機関になるべき。政治ニュースとか、社会を伝える、世界情勢を伝える放送局が、その国の国家に人事と予算の首根っこを握られているというのは、絶対的に間違っています。これはあってはいけないことだと思うんですね。先進国にそういうことはあってはいけません。絶対に報道機関は独立していなきゃいけない」などと強い語調で言い切り、当時、脳科学者の茂木健一郎氏が「久米無双(笑)。こういう番組を放送するNHKは、大いに応援したいです。自己批評的メタ認知的 ここからコメディに昇華する方向もある!」とツイートするなど、久米さんの放送局への確固たる持論が話題を呼んだ。

久米さんの訃報が流れた後、X(旧ツイッター)上では、同番組出演時の切り抜き動画が拡散するなど、改めて反響を呼んでいる。

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