元自民党衆院議員で実業家の杉村太蔵氏は14日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。同局系「ニュースステーション」のキャスターを務め、今月1日に81歳で亡くなったことが13日に発表された元TBSアナウンサー、久米宏(くめ・ひろし)さんに、高校時代、抗議の手紙を送った経験があると告白した。
番組では、「ニュースステーション」での久米さんの様子を過去のVTR映像で振り返り、「ニュースステーション」のリポーターを務めた元テレビ朝日アナウンサーの渡辺宜嗣氏がゲスト出演、久米さんとの日々を振り返った。渡辺氏は、久米さんが大物政治家にもひるまずに対峙(たいじ)したことを振り返り「いつも頭の中で思っておられたのは、テレビを見てくださっているみなさんが、政治家の傲慢(ごうまん)さやうそに、怒りを持って受け止めると。それを、みんなに代わって聞くんだ、政治家と向き合うんだ、ということがベースにあったと思う。当意即妙なやりとりにみえますけどと、久米さんは人の見せない勉強をたくさんしていらっしゃった。ずっと番組のことを考えておられ、頭の中の引き出しにあるものを、あの天才的なしゃべりでもて政治家にぶつけていた」と振り返った。
「みんなが思っていることを代弁していた。だから多くの方が見てくださり支持をしていただく番組になったとあらためて思います」と語った。
これに対し、杉村氏は「僕ね、本当に申し訳ないけど、たぶん高校生だったか、大学に入る前に、(番組に)抗議の手紙を送ったことがあるんですよ。覚えています」と明かした。
スタジオの出演者が驚く中、杉村氏は「(当時は)高校生ですよ。でも、ニュースを見て、考え方が違うなと思ってね」と述べ、「何が言いたいかと言うと、高校生で、よく分かっていない僕でも、ニュースを見て議論をしていた。考えさせてくれた。これってやっぱり、大きかったのではないかと思いますよ」と訴えた。
久米さんについて「想像を絶する批判があったと思うが、ひるまずにやり続けることがどれほど大変だったかと思いますけどね」とも述べた。
その後、衆院議員になった杉村氏について、MCの大下容子アナウンサーは「太蔵さんが高校生の時に抗議の手紙を送って、ニュースに関心を持って、政治家になられて、今の太蔵さんがあるという風につながっていると思えば、(久米さんは)喜んでおられるのではないかと思います」とフォロー。杉村氏の当時の反応は、久米さんのメッセージが視聴者に伝わっていた証拠ではないかとの認識を示し、杉村氏は照れたような表情で応じていた。



