「第58回ミス日本コンテスト2026」が26日、都内で行われ、慶大3年の野口絵子さん(21)が「ミス日本グランプリ」と「ミス日本『海の日』」のダブル受賞を果たした。

記念のティアラとたすきを授けられ、副賞として賞金100万円を受け取った。

父に登山家の野口健氏を持ち、幼少期から国内外の山を踏破してきた経験がある。

受賞が発表され、「まさかダブル受賞できると思わず、とてもうれしいです。貴重な機会をくださったミス日本の皆さま、支えてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを口にした。

続けて「(ミス日本は)人生で挑戦したことの中で一番ハードルが高かったと思います」とし、「自分の言葉を通じて、責任を持ちながら1年間がんばります。登って登って登って参ります」と高市首相の言葉を用いて意気込みを語った。

「ミス日本」としてなりたい姿は「誰かの励みになれる人」。被災地を訪れた経験から会話が大事だと痛感したといい、「1年間活動をする中で、私の言葉で誰かが笑顔になれる、そんな存在に」と話した。

感謝を伝えたい人は、と聞かれると、「画面越しに見ている父親に伝えたいです…」と大粒の涙を流した。「父は他の家族と違って、一緒に家で過ごす時間は少なかったです。大人になって一緒に山に登るようになって、心がつながった感じがします」と熱い思いを届けた。

審査では「私の夢は、自然を学びの場とした環境学校を作ることです」と語った。「父が大切なことを教えてくれるのは、いつも山の中で、『絵子、自分の命を守るのは自分だぞ』。国内外の山に挑戦してきた私が目標にしているのは、生きて帰ることです」と熱弁。山での経験を踏まえ、「災害が増える中、自分を守るのは自分自身。その時に行動できる生命力は誰にでも必要です。自然を通じた教育を届けていきたいです」と掲げた。

受賞後の会見では、父の健氏との思い出としてヒマラヤの山に挑んだ経験を挙げ、「寒いので指先が冷たい、おなかが痛いと話していたら『痛いっていうのは幸せなこと。まだ感覚が残っている、生きているだろ。痛みが味わえていることは幸せなんだ』と言われました」と回想した。

山とともに育ったが、「海の日」を受賞。大学1年時から水産資源を守るべく「料理を用いて、漁師と消費者をつなぎ、日本の魚を守っていこうという活動をしています」と明かした。今後について、学業と「ミス日本グランプリ」の両立を目指し、「型にはまらずに、自分の型を作っていきたいです」と見据えた。

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