「残酷な天使のテーゼ」や「淋しい熱帯魚」などのヒットソングを手がけたことで知られる作詞家の及川眠子氏が20日、X(旧ツイッター)を更新。山下達郎のバンド参加や、中森明菜の87年の大ヒット曲「DESIRE-情熱-」を編曲したことで知られる、ギタリスト椎名和夫さんの訃報を受け、追悼した。

及川氏は、椎名さんの訃報記事を引用し「ギタリストの椎名和夫さんが亡くなった」と言及。「椎名さんとは一緒に仕事をした記憶はなく(もしかしたらしてるのかもしれないが)飲み友達、お酒の先輩後輩という付き合い。しょうもない駄洒落ばかり言ってるおじさんだった」としのんだ。

続けて「もうあの駄洒落は聞けない。笑顔も見られない」と悔やみ、「椎名さんのご冥福をお祈りします」と悼んだ。

椎名さんは70年代初頭、鈴木慶一らが結成した日本語ロックの先駆的バンドとして知られる、はちみつぱいに参加。主要メンバーが移行したムーンライダーズの初期にも加わった。77年に脱退後は、スタジオミュージシャンとして活動。ギタリストとして達郎のアルバムやライブに多数参加した。またアレンジャーとして、RCサクセション「雨上がりの夜空に」の編曲もバンドとともに担当。日本レコード大賞を獲得した「DESIRE-情熱-」の編曲も担った。ほか、吉田美奈子、中島みゆき、井上陽水、光GENJIら、多数のアーティストのサポートを行っている。

後年はミュージシャンの著作権保護などの問題に向き合い、特に実演者や製作者の権利を守る著作隣接権を訴える一般社団MPNの理事長などを務めながら、ミュージシャンの支援活動に尽力した。73歳だった。