5月末をもって閉館する大阪松竹座が、劇場機能を継続する方向で協議中であることが31日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、劇場を所有、運営する松竹と大阪府市が協議し、「歴史や役割を何らかの形で継続してまいりたい」との方向性で一致した。5月の公演をもっての閉館は変わらず、具体的な話は今後、協議していくという。
大阪松竹座は、1923年(大12)に映画・演劇兼用の近代的劇場として道頓堀に建てられた。戦災は免れたものの、老朽化が進み、松竹の創業100年記念事業の1つとして建て直しに着手。97年に歌舞伎を中心とした演劇専門劇場に生まれ変わり、多彩な興行を続けきた。道頓堀で上方文化を守ってきた劇場でもあった。
閉館に向け、多くのさよなら公演が行われており、来月3日からは「大阪松竹座さよなら公演 御名残四月大歌舞伎」が行われる。



