3人組ロックバンド、アンダーグラフの約22年前のデビュー曲「ツバサ」がリバイバルヒットの兆しを見せている。

同曲は2004年(平16)9月22日に発売。オリコンランキングは初登場181位で、愛知県には2枚のCDしか流通していないという寂しい状況からスタートした。だが、有線放送やラジオリスナーの口コミで徐々に人気に火が付き、発売20週目でオリコン6位にランクインしている。

24年9月にデビュー20周年を記念して「ツバサ(Re-recorded)」として最新技術で再録音。これを今年1月にYouTubeでミュージックビデオを公開すると、161万超の再生数を記録するヒットに。コメント欄には30~40代を中心に3200件超の書き込みが集まった。オールドファンには懐かしく、若者には新鮮で魅力的な楽曲と受け取られ、音楽認識アプリShazamでは都市別(大阪)で1位、全国で最高3位を記録している。

ボーカル&ギターの真戸原直人(48)は「正直、22年前に作った『ツバサ』が、今こうしてもう1度広がっていることに、自分でも信じられない気持ちです。あの頃は必死で、自分自身を救うために書いた曲でした。それが22年たって、今また誰かの中で鳴っているというのは、自分にとっても救われるような出来事です。音楽は時間を超えて、人の人生に寄り添い続けるものなんだと今回改めて感じました。今の僕らだからこそ奏でる『ツバサ』を、ぜひライブで受け取ってもらえたらうれしいです」とコメントしている。

映画「私の頭の中の消しゴム」(05年公開)のイメージソング「遠き日」やアニメ「弱虫ペダル」(13年)のエンディング曲「風を呼べ」など、世代を超えて長く支持されてきたアンダーグラフが令和の新時代に再び脚光を浴びている。