歌手の石川ひとみ(66)が19日、東京・大手町三井ホールで、「『まちぶせ』発売45周年記念コンサート~Forever~」を行った。
この日、用意された500席は完売。開演前から熱心なファンがコールを送った。シンフォニー調にアレンジした「まちぶせ」のイントロに乗って、真っ赤なドレスで登場すると会場は大歓声と拍手で迎えた。「たくさんの皆さんが集まっていただいてうれしいです」と感謝を示すと、「心に残る記念の時間を、皆さまとともに作り上げていきたいと思います」と呼びかけた。
今回を“特別なステージ”と位置付けた。「あまり歌ったことのない曲もありますが」と前置きをすると、「デビューからのオリジナル曲を、シングルメドレーでいきたいと思います」。デビュー曲「右向け右」から「秋が燃える」までの8曲を、それぞれジャケット画像をバックに歌い上げた。
15日には、45周年の記念盤「まちぶせ~青春の45回転~」を発売。当時のレコードの回転数“45回転”をタイトルに採用した12インチアナログレコードで、同作から「まちぶせ(81-18バージョン)」を初歌唱。 これは当時の石川と現在の石川が一緒に歌うセルフコラボ。「不思議な気がする。私なのに私じゃないみたい」とすると、会場から「全然変わっていない!」の声も上がった。
「まちぶせ」は荒井由実が作詞作曲、松任谷正隆氏が編曲を手がけ、元々は三木聖子さんに提供した楽曲。「高校生の時に出会って、毎日レコードで聞いていた」という。
歌手デビューすると、両親と4年間の約束で愛知から上京。「レギュラー番組もいろいろやっていたけど、気が付くと約束の4年前目で、困ったぞとなった」。誰もが知るヒット曲が生まれなかった。「10枚目で決心した。次のレコードで辞めて、もう1度人生を振り返ろうと」。
そこで出会ったのが「まちぶせ」だった。「この曲なら最後でもいいと思って、自分から『この曲を歌いたい』と言った」。すると、「当時のディレクターから『自分の意思を言ったのは初めて』と言われた」とエピソードを語った。
運命を変えた「まちぶせ」。「思い出の曲なので、ずっとずっと長く歌っていきたい。応援してください」に、会場は大きな拍手で応えた。
本編最後は、オリジナルバージョンを会場と一緒に歌った。
オリジナル曲の他、「木蘭の涙」などのカバー曲も含め全17曲を披露した。



