桜田ひより(23)が20日、都内で木戸大聖(29)とのダブル主演映画「モブ子の恋」(風間太樹監督、6月5日公開)ポップアップトークイベントに登壇した。
25年に埼玉・川越で行った撮影中、風が強くて「髪の毛が(怪物の)メドゥーサみたいになって、メイクさんも困った」と振り返り、笑った。木戸も「自然と闘いながら撮影しました」とうなずいた。風間太樹監督(34)は「良いお芝居をしているんですよ。(髪が)メドゥーサになるのでNGを出すのがつらかった」と笑いながら振り返った。
「モブ子の恋」は、17年から連載中の、累計発行部部数150万部の田村茜氏の同名漫画を、風間監督が実写映画化。桜田は、群衆、脇役、背景と同化しているキャラクター「モブ」(mob)の定義に自分を重ね合わせ、常に誰か別の主人公たちが輝く世界を遠くから眺めて生きてきたモブ子こと田中信子、木戸は信子がアルバイト先で心引かれる入江博基を演じた。
桜田は、モブ子と似ている部分は? と聞かれ「頭の中で、いろいろ考える妄想癖、というか、良いことも悪いことも未来のことを考えてしまう癖が似ている。大人数になった時、いろいろな会話が飛び交う中で、自分がうまく話せない時は、頭の中で皆と会話している感覚になって、隅っこにいることの方が多いところは似ている」と答えた。
◆「モブ子の恋」 田中信子(桜田ひより)の視線の先に、スーパーで働く入江博基(木戸大聖)が現れる。誰も気づかぬ足元の小さな花を、力いっぱいカートを操って避ける入江の自然なやさしさに触れた信子は、次第に引かれ始め「人とちゃんと関わりたい」と、自らを縛っていた殻を破ろうともがき始める。一方、入江も信子が隅っこで魅せる静かなやさしさに気づき、その存在をまっすぐに見つめていた。お祭りの明かりや、2人で運ぶ荷物の重みといったささやかな日常の積み重ねが、やがて2人に前を向く強さを与え始める。



