ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二氏の傑作集をドラマ化するテレビ東京系連続ドラマ「ストレンジ-伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」(7月3日スタート、金曜深夜0時12分)で、“13の狂気”を織りなす13人のキャストが28日、一挙発表された。
伊藤作品の傑作から厳選した13の物語をオムニバス形式で描く実写連続ドラマとなる。第1話「幻痛屋敷」に主演する村上虹郎(29)のほか、細田佳央太(24)、真木よう子(43)、石原良純(64)、齋藤潤(18)、恒松祐里(27)らが集結。野部真悠プロデューサーは「実力派キャストの皆さんが集まってくださり、すでに胸がいっぱいです」としている。
各話エピソードと出演者の主なコメントは以下の通り。
◆第1話「幻痛屋敷」古関役/村上虹郎
2017年ぶりに二度目のテレ東さん作品へ呼んで頂いたのですが、前回は怪奇現象ドラマと謳ってはいましたがざっくり言えばホラー、自分はテレ東さんにとってホラー系でだけ呼ばれる存在なのだと再認識している所存です。自分は30歳手前にして失業中の男を演じましたが、今回の一話はこれまた怪奇現象的なお話かもしれませんね。乞うご期待。
◆第2、8、10話「死びとの恋わずらい」深田龍介役/細田佳央太
龍介はとにかく美少年の噂に振り回される男子ですが、だからこそ自分の意志で抗おうとする姿を大切に演じたいと思っています。僕自身、初めてのオカルト・ホラーという作品のジャンルへ飛び込むことに少し緊張していますが、その作品が世界的にもファンの多い伊藤潤二先生であることに幸せも感じています。
◆第3話「いじめっ娘」栗子役/真木よう子
オファーは、確かに自分の意思で引き受けました。それでも夜更け、灯りを落としたあとにふと、「取り返しのつかないデジタルタトゥーを、自ら刻みに行ってはいないか」と自問してしまう瞬間があります。しかし人生はもう折り返し地点。これからは、せめて自分が“面白い”と感じたものとだけ、正面から関わっていきたい。玉蟲色のタトゥーを見せびらかしていこう。これもまた、私の選択です。
◆第4話「地縛者」浅野結衣役/円井わん
オファー頂いた時、最初は結構へっぴり腰になっている気持ちと、どうやって実写化するの!?とワクワクする気持ちが入り混じっていました。演じる浅野は何かを抱えてはいるものの、ボランティア活動をして困った人を助けるという芯の強さや心の優しさがある普通の女性。なのですが、、、その浅野が、どう「地縛者」と対峙していくのか。他の作品も併せて是非楽しみにしていてください!
◆第5話「父の心」折原司役/坂元愛登
自分の演じる折原司は、愛情をたくさん注がれて育った子だと思います。変に甘やかされて生きてきたという訳ではなく、ちゃんと愛を受けながら育った子という印象です。実直で真っ直ぐ。でもまだ子供っぽいところもある、愛らしい人。自分のやり方で、自分なりの折原司を精一杯生きます。
◆遠堂役/石原良純
この春、我が家の長男が就職しました。毎朝、スーツ姿で出かける姿はどこか頼もしくなったようにも思えます。僕も、「父の心」が理解できる年になったということでしょうか。今回の作品で、そんな親心が役作りに役に立つのだろうか。まっ、伊藤潤二の世界で役立つ訳はないわな。どんな父親になるのか、僕が一番楽しみにしています。
◆第6話「富夫・赤いハイネック/記憶」富夫役/杉田雷麟
富夫は、どうしようもない人物ではあるんですが、第三者視点で見るとどこか面白さもあるキャラクターです。本人は至って本気なんですけどね。自分にとってもかなり難しい役ですが、その分すごく楽しみながら向き合っています。
◆里恵役/中村里帆
伊藤潤二さんの作品に登場する女の子たちは、美しさと狂気が隣り合った、特別な魅力を持つ存在だと感じていました。そんな世界の中で里恵として生きられること、とても嬉しいです。脚本を初めて読んだ時、「もしかしたら自分にも起こりうるかもしれない」と、他人事には思えない恐怖に襲われました。誰しもが見たくない自分を抱えていると思いますが、里恵を通してとことん向き合い、観てくださる方の心に静かなざわつきを残すことができたら幸いです。
◆第7話「中古レコード/顔泥棒」中山役/樋口日奈
幼い頃から怖い話を人から聞いたり、映像で見ることが大好きでした。恐怖を感じるのに最後まで目が離せない、見てはいけないのに見てしまう。ホラーならではのあのやみつきになる感覚。今回そんなホラーの神髄である伊藤潤二さんの作品に携わることができるということで、ゾクゾクワクワク…血がたぎっております。
◆町田由美役/山﨑七海
ホラー作品への出演は今回が初めてなのですが、町田役としてこの世界観に携われることをとても光栄に感じています。最初に台本を読んだ時、自分の顔が「盗まれていく」という状況に言いようのない恐怖を覚えました。それと同時に、物語が進むにつれて見えてくる、人々の心の揺れ動きに、何度も胸を締め付けられました。この不気味で美しい物語が映像としてどのように完成するのか、今からとても楽しみです。
◆第9話「あばら骨の女」ユリ役/齊藤なぎさ
ユリは現代にもぴったりな、自分の体型に悩み、ルッキズムに囚われ美に執着する女の子です。私自身も無理なダイエットをしていた経験もあったので、共感する部分が多かったです。伊藤潤二さんの作品の持つ不気味さや美しさを大切にしながら、観てくださる皆様の心に残るよう精一杯演じますので、ぜひ楽しみにしていてください。
◆第11話「押切異談」押切トオル役/齋藤潤
世界的にも人気の高い伊藤潤二さんの傑作集が連続ドラマに。お話を伺っただけでゾクっと心が躍りました。大変光栄で、緊張しています。1コマの絵にも底知れない物語を感じる伊藤先生の世界を、ドラマを通してお届けできるよう努めさせて頂きます。台本を読んでいても、不気味な空気、背筋が凍るような感覚です。この夏の、皆さんの記憶に残る作品になれたら嬉しいです。
◆第12話「緩やかな別れ」璃子役/恒松祐里
私が演じる璃子は父親の死を何よりも恐れている女性です。よく、父が亡くなる夢を見ては泣きながら夢から覚めるという悪癖があり、結婚してからもそんな日々を繰り返しています。大切な人との別れというのはいきなり訪れるものですが、本作ではそれを緩やかなものにする“ある術”があり、理想と言っていいのかはわかりませんが、不思議な故人との別れ方を描いた物語です。共演者の方々と奇妙な世界観を楽しく体現できたらと思います。



