フリーアナウンサー膳場貴子は12日、MCを担当するTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。7月17日に会期末を迎える特別国会をめぐり、皇室典範改正案の審議に触れながら「国論を二分するような法案ばかりが、どんどん通っていく印象です」と、伝えた。
番組では、首相陣営の中傷動画疑惑報道をめぐる高市首相の答弁を機に審議がストップしていた国会が、先週やっと正常化したトピックを最初に放送。その中で、10日に衆院を通過した、高市政権肝いりの皇室典範改正案の審議などを伝えた。改正案の審議はわずか3時間あまりで、「立法府の総意」としてとりまとめられた具体策(<1>女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する<2>「旧宮家」の男系男子を養子として皇族に迎える)に加え、養子本人は皇位継承資格を持たないが養子に生まれた男子は皇位継承資格を持つことが明確にされるなど、「立法府の総意」を超えた内容が盛り込まれたことに、野党から疑問の指摘が出たことも報じた。
歴代首相に比べ、高市首相の国会出席がかなり少ないことにも触れ、6日の参院決算委員会で「国会から出席の要請がありましたら、このように出席して誠実に答弁させていただいている」という首相答弁を、ナレーションで「決まり文句でかわす高市総理」と指摘する場面もあった。
VTR後、膳場は「空転していた国会、やっと正常化したと思ったらもう会期末です。いろいろと課題の多い法案や大切な論点もまだ残っています」と指摘。番組では、会期末が7月17日に迫る中、高市首相の肝いり法案に進展がみられる一方で、食料品の消費税減税は結論すら出ていないことに触れ、「自民党内すらまとめきれていない」などとした政治ジャーナリスト後藤健次氏のコメントを紹介。高市政権に距離を置くベテラン議員も出始めていることにも触れた。
膳場は「皇室典範に象徴されるように、国論を二分するような法案ばかりが、文字通り、国民を二分した状態でどんどん通っていくというような印象です」と指摘。本来優先されるべきはずの消費税減税議論などが進まない中、首相肝いり法案は進展している今の国会のあり方に、疑問を呈するようにコメントした。



