タレント大竹まこと(72)が、19日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。ゲストの小泉進次郎防衛相(45)による、日本の防衛強化についての主張に、疑問を示した。
番組では、高市政権の閣議決定で武器輸出が可能になったことで、日本が豪州と新型護衛艦を共同開発し、事実上の護衛艦輸出となることを取り上げた。進次郎氏は、日本製の護衛艦が豪州で高い評価を受けたと説明し「防衛装備移転というと、武器を外に売るのか、と、一定の方の批判や攻撃はあります。だけど現実は、地域全体で日本と同じものを持って、同志国、仲間を増やして、いざという時、助けて、助けられて、この連携する網の目を広げていくような、連携の網を今作っている、ということもご理解いただきたい」と意図を語った。また、防衛費や自衛隊装備強化のめどについて「日本を侵略しようと思っても、それは困難だ、という風に思わせるだけのものをしっかり持たなければいけない。そして日本を過小評価させない、ということが大事」と語った。
これに対し大竹は「いろんな国がやっていることは、日本も含めて“抑止力”ですよね」と質問。進次郎氏も「はい」と応じた。大竹は「でもこれ、核の問題に置き換えると、いろんな国が、それじゃ核持ちたい、核持ちます、という話に。“抑止力”って言ってるんだけど、その国が抑止力に何が必要か、ってなると、最終的には核にたどり着いて、うちに国も、うちの国も、となっていったら、それはその時点で暴発するかもしれないし、抑止力になるかならないかも分からない。そうなってきた時に、日本を守る、熊本にミサイルを置く、と。そういうのも全部、敵地攻撃能力も“抑止力”ですよね。では“抑止力”の先に何があるのか、そこがとっても不安なところ」と疑問を投げかけた。
真剣な表情でうなずきながら聞いていた進次郎氏は「これは“抑止力万能主義”ということには立っていない、ということは、国会でも私から言ってます。ただ、ものすごく大事なことは、あまりにも軍事バランスに差が付き始めると『もしかしたら、このチャンスで挑戦したら取れるかもしれない』と思わせてしまうことなんですよね。先ほど、シンガポールで私が中国の『新型軍国主義(発言)』に対して反論したという紹介がありましたけど、あそこで言ったことは、核兵器も増強していて戦略爆撃機も大量に運用している国が、そのいずれも持っていない国を『新型軍国主義』と言うのはおかしいじゃないですか、と言いましたよね。この発言で詳細には触れませんでしたが、もちろん日本は核兵器持ってませんよね。戦略爆撃機も、あるアメリカのシンクタンクや一部のデータによると、中国は約200機。戦略爆撃機という核を搭載できる爆撃機、これを持っていると言われるんですね。じゃあ日本は何機持っていると思いますか。答えはゼロなんです。これが日本の今の現実です。日本は国産の攻撃型ドローンも持っていないんです。このドローンもなぜ持とうとしているかと言うと、日本に侵攻してきた敵をたたくための物なんです。それも持っちゃいけないというんですか。そして、飛来してきたドローンを迎撃する物も新たに持っちゃいけないんですか? それは違うんじゃないですか、と。ここも含めたコミュニケーション、説明というのはこれからもしっかりやらせてもらいますけど、私はきっと理解いただけると思っています」と主張した。



