演歌歌手の須賀亮雄(すが・りょう=27)が21日、東京・四谷の須賀神社で、22日発売の新曲「蔵王の風」ヒット祈願に出席した。

同曲は作詞田久保真見氏、作曲南乃星太氏、編曲伊戸のりお氏による、「父への思い」を深く込めた曲となっている。

川崎の駅前で2年間続けた路上ライブで関係者の目にとどまり、昨年5月、メジャーデビューした。“プロの歌手になる”という当初の夢はかなった。だが、「これからかなえたい夢がたくさんある。あえてその1つを言うなら、演歌でシンフォニックコンサートをやりたい」と目を輝かせた。

これは、演歌界では五木ひろし(78)、石川さゆり(68)らの“大御所”や山内惠介(43)らの“大物”と呼ばれる一握りの歌い手が実現させている。

これが高い目標であることは須賀自身も認識している。「だからこそやりたいし、元々自分がリスペクトしている玉置浩二さんがここ10年ぐらいやっていて、あの姿を見て青春時代を過ごしてきたのが自分の音楽のバックボーンでもあるので、絶対にやりたいという思いが強いんです」と、そのこだわりを語った。

「フルオーケストラはやっぱりまだ厳しいと思うんですよ、正直言って」と続け、「いきなりその目標に飛んでいくのではなく、例えば室内楽的な数人編成のカルテットとか、少しずつ歩みを進めていくことが大事だと思う」とロードマップを示した。「小さい規模の生演奏のライブから始めていって、シンフォニックでやっても大丈夫なくらいお客さんがついてきてくださった時にたどり着きたい。そのためには、着実に歩んでいかなくちゃいけないという思いはある。この『蔵王の風』をその第1歩にしていきたい」と力強く語った。

だが、語り終えるとふと我に返り、「と、僕が勝手に思っているだけで、事務所がどう思っているんかは分からないですけれど…」と苦笑いを浮かべた。