香取慎吾が主演するWOWOW「連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』」(9月6日スタート、日曜午後10時)のメインキャスト陣に鈴木杏、蓮佛美沙子、宇崎竜童、ピエール瀧の起用が決まり、26日、同局から発表された。
死刑制度をテーマにした東野圭吾の社会派サスペンスをドラマ化。香取がWOWOWに初主演し、元妻を殺害された被害者遺族として、死の真相を追う元会社員役を演じる。加害者家族側のキーマンを赤楚衛二が演じることがすでに発表されている。演出は瀬々敬久氏。
鈴木は、香取演じる主人公、中原道正の元妻、浜岡小夜子役を演じる。蓮佛は、赤楚演じる仁科史也の妻、仁科花恵役を演じる。
宇崎は、失意の主人公に寄り添う伯父、ピエールは疑惑の殺人犯役をそれぞれ演じる。
キャスト陣の主なコメントは以下の通り。
◆鈴木杏コメント
まだ自分の中で言語化が追いついていないほど、濃厚な撮影期間でした。それぐらい小夜子さんにとって「ある事件」は過酷な境遇です。ただただ全身全霊で向き合いました。その時に救いだったのが、瀬々監督の(大きな声の)「オッケー!」と、わずかに余裕があった時、香取さんとアートの話ができたこと、そして素晴らしくプロフェッショナルなスタッフの皆さんのまなざしでした。善悪では語りきれない、「命」の物語。受け取っていただけたら、幸いです。
◆蓮佛美沙子コメント
この社会には、どうあがいても晴れない思いを抱えて生きている人がいます。罪を罪と思わず、罰を罰と思わず、生きている人もいます。被害者と、加害者。それぞれにとって、何が本当の“償い”になるのか。撮影を思い返すと、ずっと誰かの心の痛みに触れていた気がして、私はいまだに香取さん演じる中原さんに初めて対峙(たいじ)した時の、目の奥の深い悲しみが忘れられません。エゴや思想が絡まり、悲劇が悲劇を呼ぶ“人間の不完全さ”を味わってもらえればと思います。
◆宇崎竜童コメント
原作、監督、主演、三拍子そろった作品への出演依頼、二つ返事でお引き受けしました。監督の指示を受け素直に応じられるよう、フラットな気持ちで現場に立てることを第一に、作り込まず緊張しないで落ち着いていこうと臨みました。シーン中、背中に感じる香取君のオーラが私をリラックスさせてくれました。待機中に香取くんとお話しできたことで距離が近づき、役柄に反映されたのかも知れないと感じています。
◆ピエール瀧コメント
今回初めて瀬々監督の作品に参加させていただきました。倫理観と精神をえぐられ、さらに原色の深淵(しんえん)をむき出しにされるような重いテーマのドラマですが、それでもひょうひょうと現場の撮影を進行されていく監督の胆力の強い立ち回りに感銘を受けました。久しぶりに再会できた香取くんとの共演も感慨深いものがあり、心に残る作品となりました。



