「容疑者Xの献身」「白夜行」などの人気ミステリー小説で知られる作家の東野圭吾さんが、大腸がんのため亡くなったことが27日、明らかになった。68歳だった。講談社が公式サイトなどで発表した。

東野さんの小説をドラマ化したWOWOWの12年「分身」、14年「変身」、17年「片想い」を監督した、永田琴監督(55)が27日、Xで追悼のコメントを発表した。同監督は「東野圭吾さんの訃報。体調がお悪いとは聞いていたものの…。」と東野さんの体調不良を知っていたと明かした。

永田監督は「WOWOWで、長澤まさみ主演で『分身』制作時にお会いしたのが最初。その後、神木隆之介と二階堂ふみ主演で、『変身』、さらに中谷美紀主演で『片想い』を制作しました。特に片想いは、難しい題材であったこともあって、苦労した分、東野さんは、完成を本当に気に入ってくれました」と東野さんとの思い出を振り返った。

「小説の登場人物の名前やキャラクターを大切にしたい方で、ドラマ化で丁寧に作り上げると喜んでくれたり、改編した部分も逆に楽しんでくれる方でした。本当に私にとって東野圭吾作品の3作は、何にも代え難い貴重な経験と作品です」と生前の東野さんと人となりをつづった。

永田監督は、25年の映画監督作「愚か者の身分」が、日本映画批評家大賞作品賞、監督賞受賞など国内外で評価された。「東野作品で積み上げたサスペンスの経験がいまも生きています。本当に作品を託してくださってありがとうございました。ご冥福をお祈りします」と感謝した。

【まとめ】東野圭吾さん死去 各界から悼む声「容疑者Xの献身」「白夜行」などで人気作家