フリーアナウンサー宮根誠司(63)が17日、MCを務める日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金午後1時55分)に生出演。福岡県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑を受け、蔵内勇夫議長に対する辞職勧告決議案の取り扱いについて自民党県議団の中でなかなか結論が出なかったことについて「(蔵内氏は)怖いし福岡県民は見ているし、みたいな感じなんですかね」と、自民党県議団の心境を推測した。
「福岡県政のドン」といわれる蔵内氏に対する議長職の辞職勧告決議案は、自民党県議団幹部に多額の現金を支払ったと証言し「人の弱みにつけ込んだカツアゲ」などと主張した吉松源昭県議が14日に提出した。主要な各県議団では決議案への対応を決めたが、蔵内氏も所属する最大会派の自民党県議団の対応はなかなかまとまらなかった。採決などが行われる臨時議会は当初午後2時めどで開始する予定だったが、結局約2時間遅れて始まった。
番組では、福岡県議会の動きを断続的に生中継で伝えた。現場の記者から「福岡県内でも怒りの声がかなり上がっており、辞職勧告決議案が可決されるのか、されなくてどれだけの人が賛成に回るのかをしっかり見たいという声があった」「蔵内議長に、NOを言えるかどうかになる。この結果が福岡県議会の将来を示していると。今変えないといけないということを、力強く話をしてくれました」という報告を受けた。
宮根は「自民党の中でもめにもめているのが、蔵内議長の議長職の辞職勧告決議案」とした上で、「出席議員の過半数の賛成で可決される。議会の意思表示ですが、法的拘束力はないんですよ。蔵内さんが『僕はやるよ』と言えば続けられる」と指摘。「自民党議員としては賛成なのか反対なのか、(蔵内氏は)怖いし福岡県民は見ているし、みたいな感じなんですかね」とも述べた。
また「蔵内さんに対してNOを言うと、蔵内さんが力を持ったままだと自分の立場も危うくなるけど、きたるべき選挙で我々を見ているし、という、特に自民党の人たちは(蔵内氏と県民との)板挟みになってるということですか」と、リモート出演した政治アナリストの伊藤惇夫氏に問うた。 伊藤氏は「福岡県民はものすごくこのことで怒っている。自民党の県議のみなさんは地元に帰るとものすごい突き上げを受けると、悲鳴を上げている方が結構いるみたいです。選挙地盤が固まっていない若手は、非常につらい立場というか、蔵内さんも怖いけど県民も怖い。悩ましい状況に追い込まれているということではないか」と解説した。
この日の番組放送終了直後に始まった臨時議会だったが、蔵内議長に対する辞職勧告決議案の採決を行うのは「拙速」などとして、自民県議から採決の中止を求める緊急動議が提出された。賛成多数で可決され、そのまま議会は閉会した。
この日の臨時議会では空席となっていた副議長の選挙や第三者委員会の設置の採決は行われたが、蔵内氏に対する議長職の辞職勧告決議案の採決は突如見送られるという、予想外の展開となった。今後、議会側の対応にさらなる批判が強まる可能性もある。



