昨年9月4日に82歳で死去した歌手橋幸夫さんの「一周忌特別公演」が命日の4日、東京・町田市民ホールで行われた。妻の橋真由美さん(65)、所属していた夢グループ石田重廣社長(68)らを中心に歌手仲間が集まり、橋さんをしのんだ。

公演は2部構成で1部は23年5月1日の浅草公会堂で行われた橋さん引退公演のフィルムコンサート。2部は伊東ゆかり(79)、三田明(79)ら、ゆかりのある18組が集まって約800人のファンにトークを繰り広げた。

開演前に出演者が取材に応じた。

▼石田社長 橋さんが亡くなって1年。多くの仲間が橋幸夫さんの歌に酔いしれて、思い出話をみんなで語ろうというコンサートを考えました。天国で笑っているんじゃないかと思います。

▼真由美さん 昨日、(眠っている)傳通院で法要をしました。今日もお墓に行きました。たくさんの皆さまにお越し頂いて、橋は本当に幸せだったと思います。

▼ZERO(54) 昨日、墓参りに行きました。今日も楽しい橋さんの一周忌になればいいと思います。

▼あいざき進也(69) 私にとって橋さんは大先輩。4歳の時から橋さんをテレビで見ていた。今日は、いちファンとして、いち後輩として来ました。

▼三善英史(72) 僕にとっては雲の上の存在で尊敬する先輩です。1年たっても全く実感がない。今日は久々にお会いできるのが楽しみ。

▼平浩二(77) 橋さんに憧れて歌手になりました。「潮来笠」はレコードがすりきれるまで聞きました。橋さんの歌声がずっと残っています。今でも会いたいです。

▼狩人の加藤高道(66) 昭和35年、橋さんのデビュー年に僕が生まれました。2番目の兄が橋さんの大ファンで歌っていた。だから僕の体の中は橋さんのメロディーでいっぱいです。

▼三田明(79) 吉田正門下生の先輩でいろいろなことを教えてもらった。「お前は弟だ」と言われて懐きすぎて怒られたり。いないという気持ちがまだないんです。

▼二代目橋幸夫の進公平 知り合って3年。橋さんの歌をうたい継いでいきます。

▼ザ・リリーズつばめ奈緒美(65) 橋さんがデビューした年に生まれたリリーズです。橋さんが入院する少し前にコンサートで生歌を聞かせて頂きました。本当にすばらしくて鳥肌が立ちました。今日は橋さんの声をまた聞くことができるので楽しみです。

▼西口久美子(75) コンサートでZEROさんと橋さんのデュエット「絆」をいつも聞かせていただいた。長くすてきな曲を皆さんに届けてきた。お手本になるような橋さんの姿を私も目指したい。

▼桑江知子(66) こどものころから見ていた大先輩です。楽屋にたくさんさし入れもしてくれた。今日は一周忌のコンサートに参加できてうれしい。

▼ロザンナ(76) 昭和44年、橋さんが座長の浅草国際劇場公演に「ヒデとロザンナ」が初めて出させてもらった。私は全く日本語が分からない時代。「いつでも夢を」を初めて歌ったのを覚えている。とにかくやさしい。大きな心を持っていた。見習いたい。

▼金沢明子(71) レコード会社が長いこといっしょだった。デュエットをして、橋先輩は昔のままのキーで歌う。とても良い思い出になりました。わが家にはいただいたコーヒーカップなどがあります。一緒に歌ったことを誇りに頑張っていきます。

▼北原ミレイ(78) 小さいころからの憧れでした。姉たちがテレビを見て「橋さんだ、キャー」と言っていました。ある時、コンサートでご一緒になって、私の誕生日にケーキが届いたんです。心配りがありました。

▼江木俊夫(74) フォーリーブスは歌手ですがバックダンサーもやりました。それまでアイドルは人の後ろで踊ることはなかった。(オファーがあって)2、3回は断りました。申し訳ありません。

▼尾藤イサオ(82) 「昭和18年会」を作っていました。橋さんと同じ年で83歳になる。まさかこんなに早く逝くとは思っていなかった。橋さんの分も歌っていきます。

▼千昌夫(79) (師匠の作曲家)遠藤実先生に「うちの長男坊は橋幸夫だからな」とよく言われた。橋さんのエピソードをよく聞いて勉強しました。

▼伊東ゆかり(79) 橋さんとはジャンルが違うから楽屋であいさつするくらいだった。よく笑うし、よく話す人でした。

この日は入場無料で約800人のファンが集まった。橋さんは引退コンサートで熊本を訪れており、会場では熊本地震への義援金を集めた。