漫才コンビ「スーパーマラドーナ」の武智(48)は長い間、アルコール中毒に苦しんでいた。
20代30代と、毎夜のように芸人仲間と酒を飲んでいた。それも一度行けば、10杯20杯が当たり前。気がつけば20年間、ずっと飲んでいた。医師からはアルコール中毒と診断され「命を大事にしたいなら、酒はやめなさい」と命じられた。
武智 それでも4年ほど、病院の指示を無視して飲み続けました。先生には「やめました。もう飲んでません」とウソをついて、隠れて飲みました。体も心もヘトヘトでしたが、それでも酒はやめられず、ボロボロの状態で舞台に立っていました。昨年後半に「これはダメだ。酒をやめよう」と決断したんです。
相方の田中一彦(49)は疲弊した武智がそれまで必死で漫才に取り組む姿を見ていた。
田中 舞台前に「(漫才を)できないかもしれない」と弱音を吐くこともありましたし、気持ちが落ち着かないのか、やたら話のテンポが速くなることもありました。ひどい時は、意識のないまま漫才をやって、終えた後に「え? もう終わったのか?」と、記憶が消えている日もありました。マジで「もう死ぬんやないか?」と思ってましたよ。
実際に死にかけたこともあった。入浴中に眠ってしまい、危うく溺れそうになった。
武智 風呂で寝てしまったのは週に何度もありました。このままでは漫才もできなくなってしまうと不安でした。「この先も漫才するのか、それとも廃人になるか」の選択の末、禁酒断酒を始めました。
酒を断った当初は、不眠に悩まされた。一晩、二晩と一睡もできなかった。その様子は映像に残し、毎晩YouTubeでアップした。スタートからすでに300日が経過し、まる1年に迫ろうとしている。
※インタビューの全文は「日刊スポーツ・プレミアム」で読めます。
◆スーパーマラドーナ NSC(吉本総合芸能学院)22期の田中一彦(たなか・かずひこ)と武智(たけち)によって、2003年(平15)12月にコンビ結成。17年上方漫才大賞奨励賞。15~18年、M-1グランプリ決勝進出。
田中は1977年(昭52)10月15日生まれ、大阪府高槻市出身。趣味は人の話を聞くこと、映画鑑賞、ウォーキング。身長175センチ。
武智は78年8月3日生まれ、松山市出身。趣味はM-1、テレビゲーム、指ずもう。身長180センチ。
11月6日、よしもと道頓堀シアター「YOSHIMOTO COMEDY NIGHT」。12月から来年1月にかけては、東京・大阪・名古屋・福岡・愛媛(武智の地元)の5都市を巡演する漫才ツアーを予定している。



